こんにちは、にゃんたです。40代半ばの子なし主婦です。
私は20代の10年間、美容業界で美容師として働いていました。
また、過去に何度か大病を経験しており、治療に伴う脱毛によって通算3年半ほどフルウィッグ生活を経験しています。
今回は久々にフルウィッグを入手したので、実際の使用感などを詳しくレビューしていきたいと思います。
こちらが対象商品のYoutubeショート動画になります。
下記は、上記動画の色違い商品を私が屋外で着用している画像になります。
こちらは、韓国発ウィッグショップ
ピンクエイジの新しいラインLIVELYの商品
「ウィンドパーマ セシリア」になります。
「PINKAGE/ピンクエイジ」というウィッグメーカーを知らない方も多いと思いますが、実は本国韓国でのYoutubeチャンネル登録者数は、2024年3月時点では1.77万人います。
これ実は、みなさんがよくご存知の日本のウィッグメーカーのYoutube登録者数を、遥かに凌ぐ数なんですよ。
気になる方は調べてみてくださいね。
今回ご紹介するウィンドパーマセシリアの発売は2023年12月22日で、この記事を書いている2024年3月時点ではまだまだ新商品にあたります。
にも関わらず、4色中2色は既に売り切れになっています(うち1つは私の手元にあります)。
ピンクエイジの商品は、人気がある商品とカラーはどんどん売れていきます。
その後は再販希望のメール登録をすると、入荷次第連絡を貰えるシステムになっています。
もし今すぐ使いたいと思う商品があれば、在庫があるうちに購入するか、再入荷通知登録をすることをおすすめします。
私がLIVELYシリーズ/ウィンドパーマセシリアを選んだ理由
あらためて、今回わたしが入手したフルウィッグ商品について、概要を記載させて頂きます。
商品名 | セミ手植えフルウィッグ ウィンドパーマ セシリア |
金額 | 15,000 円[税込] |
カラー | CB1 チョコブラウン |
素材 | グロウモースト原糸 |
主な 特長 | ・前髪生え際にフロントレース ・顔周りに沿わせた植え方 ・自然な分け目 |
画像をクリックすると商品ページに飛びます⏬️⏬️⏬️
今回私が入手したお色はこちら「CB1 チョコブラウン」になります。
今回私が「ウィンドパーマ セシリア」を選んだおもな理由を、私の重要度順に並べていくと以下の通りになります。
❶ 飾らないナチュラルなウィッグがほしい
❷ 面長だから、前髪があるスタイルのほうが自分には合う
❸ 身長が154cmとそんなに高くないから、髪が長すぎないほうがバランス良く見える
❹ 夏の使用を考えると、結べるくらいの長さはほしい
私の個人的な特徴や要望から
ウィンドパーマ セシリアを選びました!!
LIVELYシリーズとウィンドパーマセシリアの特長
こちらが、2024年3月時点のピンクエイジ公式サイト内LIVELYシリーズの画像になります。
ウィンドパーマセシリアは右上に写っています。
LIVELYシリーズの良さは【大人のナチュラルさ】
世の中のウィッグ商品は「女性らしさを全面に出したデザインで華美なもの」が多いかなと思います。
正直なところ、
ウィッグ使ってみたいけど
自分のイメージと合うのがないんだよね。
自分が普段着る服とも合わなそうだし…
と感じる方も多いのではないでしょうか。
私の印象ですが、LIVELYシリーズには「飾らない・ナチュラル・クール」なイメージを持っています。
私自身がもともと甘い雰囲気の格好をしませんし、性格もサバサバしています。
私のような
「飾らない
ナチュラルな感じが好き」
な大人の女性には
LIVELYシリーズはおすすめできる
ラインナップだと思います!!
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LIVELYシリーズは最上位モデルにくらべてお手頃
LIVELYシリーズは、最上位モデルに比べるとお手頃に入手できる点も大きなポイントと言えます。
価格を抑えられている理由は、
大事な部分にしぼって
手植えを採用しているから‼️
です。
それがLIVELYシリーズが「セミ手植えウィッグ」と表現されている一番の理由でもあります。
下記で、最上位モデル商品の仕上がりと比較してみたいと思います。
こちらは最上位モデル
総手植えの
ベベカットパーマ 24,400 円[税込]
になります。
画像をクリックすると商品ページに飛びます。
そして、こちらが今回私が入手した
部分手植えの
ウィンドパーマセシリア 15,000 円[税込]
になります。
画像をクリックすると商品ページに飛びます。
部分手植えでもここまでの
仕上がりにできるんだ‼️
というのが私の印象です。
ポイントを押さえ、重要な部分に必要なパーツや技術を投入しているからできる仕上がりだと思います。
次項では、どこにどんなパーツと技術が使われているのかを詳しく解説していきます。
【見える部分】LIVELY/ウィンドパーマセシリアを美容師が徹底分析
ここからは
ウィンドパーマセシリアの
表から見える部分に
施されている工夫を
深堀りしていきたいと思います。
下記動画は、ピンクエイジ公式サイトの本商品ページから引用したものになります。
こちらの動画がウィンドパーマセシリアの特長を簡潔に表しています。
簡単に言うと、
自然に見える工夫は全部やってあります!
という感じです。
【大前提】ピンクエイジはやっぱり毛量が自然
私はいままでに、フルウィッグ10種類以上とヘアピースを2種類使用しています。
下記画像は、私がいままでに使用してきたフルウィッグの一部です。
私が様々なメーカーのウィッグを使用したなかで感じていることは、
ピンクエイジは自然な仕上がりだから、手を加えなくてもそのまま使えるわ‼️
ということです。
今回のウィンドパーマセシリアも、カットも毛量調整もせずにそのまま使えています。
下記は、届いた状態そのままで着用している画像になります。
全体のボリュームもバランスも、ちょうどいいですよね?
外出先の喫茶店にて。
別日に自宅にて撮影。
いままで使用したことがある方なら分かると思うのですが、ウィッグはけっこう量が多めの商品が多いです。
私はいままでに使用した商品の9割くらいは、自分でカットと毛量調整をしています(私は元美容師なのでハサミも持っています)。
私は長年「ウィッグはそういう物なのだ」と思ってきたのですが、今回はいい意味でそれを裏切られた感じです‼️
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前髪に自然なボリュームとカールがついている
こちらはまあまあ風の強い日に、ウィンドパーマセシリアをつけて外出した時の画像になります。
1枚目が向かい風で前髪が上がった時の様子で、2枚目がその後前髪を手ぐしで整えた後の様子です。
画像を見て頂くと、「風を受けた割には前髪のセットが持続している」様子が分かると思います。
この日は実は、ドライヤーもホットカーラーも使っていません。
事前にやったことは、コームを使って根本に逆毛を入れ、そのあと表面を整えてコーミングしただけです。
地毛だとなかなかこうはいかないので、これは人工毛の特性が活きているポイントだと思います‼️
ピンクエイジ公式サイトでは、前髪のブロー・セット方法についての解説動画がたくさんあがっています。
下記動画では、1:19~ あたりから前髪の根本に逆毛を入れてセットする方法についての解説が始まります。
根本に逆毛を入れると、ボリュームを出せるし、前髪がぱっくり分かれるのも防げます。
前髪からサイドバングまで繋げた仕上がりになっている
下記画像のちょうど猫のスタンプの右側あたりが「サイドバング」になります。
前髪からサイドバングに掛け、顔周りに添うカットの仕上がりになっているのが分かるかと思います。
ウィッグによっては、カットで前髪と顔周りを繋げていない造りのものもあります。
下記の比較画像を見て頂くと、違いがよく分かると思います。
上記2つを比較して頂くと分かりやすいのですが、
左(ピンクエイジ)は、顔周りの髪が顔のラインに添っておりているので自然に見えますよね。
対して右側のウィッグは直線的なラインで構成されているため、人工的に見えて固い感じもするかなと思います。
あえて分け目を曲げ人工的に見せない工夫をしてある
ウィッグが造り物に見える原因として「分け目が真っすぐで綺麗すぎる」というポイントがあります。
下記画像でいうと、多くのウィッグは右側の造りになっていると思います。
左側がピンクエイジの商品です。
こちらが、私が着用しているウインドパーマセシリアの頭頂部になります。
ピンクエイジでは、ウィッグの分け目が人工的に見えないよう、あえて少し曲げて作ってあります。
こうすることで、「地毛を無造作にセットした」ような仕上がりに見せているのですよ‼️
前髪生えぎわのフロントレースで向かい風にも負けない
下記画像は、ウインドパーマセシリアの裏面になります。
❶が前髪生えぎわ部分にあたり、フロントレース製法が採用されています。
この製法によって、前髪があがっておでこが見えても生えぎわが自然に見えるようになっています。
実際に、ウインドパーマセシリアを装着して前髪をあげると、このように見えます。
はえぎわの辺りを限界まで上に挙げて写していますが、ここまで全開になることはあまりないと思います。
実際に屋外で着用し、風が吹いて前髪があがった時の生えぎわはこんな感じです。
前髪ありスタイルのウィッグであっても、屋外で着用する場合はどうしても「風が吹く」という自然現象には逆らえませんよね。
そういった不意打ちにも対応できるのが、ピンクエイジのフロントレース製法を採用した商品になります。
こめかみ~もみあげは手植えとクリップで自然さと安定感を両立
❷の部分は、前髪~こめかみ~もみあげをつなぐ部分になります。
この部分は、髪の毛が顔周りに添うように手植えされており、さらにこめかみ部分にはクリップもついています。
こちらが❷の造りを拡大した画像になります。
上部にチラリと見えている肌色の部分が富士額の生えぎわに来るフロントレースで、◯で囲んだあたりが額ともみあげをつなぐ部分です。
ここが、髪が顔周りに添うように手植えされているのです。
上記の説明を踏まえて下記画像を見てみて下さい。
❶がフロントレースつきの生えぎわで、❷が顔周りに添って手植えされた部分です。
下記ではこめかみのクリップもしっかり留めて着用しています。
顔周りに添わせた植え方と、こめかみのクリップが良い仕事をしてくれるので、顔周りが全開になってもウィッグバレせずに自然です‼️
【見えない部分】ピンクエイジフルウィッグを美容師が徹底分析
つづいては、外からは見えないけれど「ウィッグをキレイに着用するために良い仕事をしてくれるパーツ」の説明をしていきたいと思います。
サイズ調整は外れにくいアジャスター式
ピンクエイジのフルウィッグのほとんどの商品には、サイズ調整用にアジャスターが着けられています。
アジャスターの使い方は、下記動画の 1:18~ あたりから映るので、ぜひ見てみて下さい。
フルウィッグのサイズ調整に使われるパーツとして、他にはフック式のものもよくあります。
私が過去に使用していた他社さんのフルウィッグは、99%フック式でした。
フック式というのは、下記画像のような引っ掛けるタイプのものです。
(私物で使い込んでいたものなので、金具部分が錆びています…。)
フック式は使うと分かるのですが、結構すぐ外れてしまいます…
サイズを決めて装着したはずなのに、気づいたらフックが外れていた…なんてこともよくありました。
その点アジャスター式だと、外れることはまずありません。
最初に決めたサイズのまま、一日中装着することができます。
見えないパーツではありますが、とても大事な部分だと思います。
アジャスターは下記画像でいうと❸の部分に当たります。
下記画像のように、片手で金具部分を押さえ、もう片方の手でアジャスターの紐を引くことでサイズ調整ができます。
しっかり装着したい日は、クリップとアジャスターの両方を使用したほうが良いと思います。
個人的には
「ラクに着用したい日」は
・❷❹のクリップだけ
・❸のアジャスターだけ使う
でも、安定して使えると思います‼️
実際に私が別日で、上記の着用法を両方試してみましたが、締め付けが軽減できてラクにかぶれるので、全然アリだと思います。
苦しくならないよう、自分に合ったかぶりかたをする、でOKだと思います。
襟足クリップでウィッグが浮くのを防いでくれる
次は、❹の襟足部分のクリップについて解説していきたいと思います。
❹のクリップは、下記画像の赤丸で囲んだ辺りに来ます。
顔周りは❷のクリップで留まっているので、❹を留めることで顔周りから襟足に掛けて頭部全体をしっかり留めることができます。
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【超個人的】フルウィッグ着用ポイント
最後に、ウィッグユーザーの美容師として、実際に日常遣いするうえで知っておくと良いかなと感じるポイントをいくつかお伝えして終わりにしたいと思います。
人工毛ウィッグを使う前にやったほうがいいこと
人工毛のフルウィッグを入手したら、実際に使用する前にやっておいたほうが良いかなと感じることがあります。
それは、届いた時点では毛先がまとまり過ぎていて不自然に見えやすいので、何度も手ぐしを通しておくということです。
これはどのメーカーの商品でも同じなのですが、手元に到着した瞬間は、当然ながらウィッグが一番綺麗な状態です。
良いことなのですが、ウィッグをより自然に見せたいと考えると、綺麗すぎると造り物のように見える側面もあると言えます。
私は使い始め初日は、
とにかく何度も何度も手ぐしを通して、毛先のまとまりを取ってほぐす、ということをします‼️
そうすると、いい意味で少し使用感が出て毛先がバラけてくれるので、より自然に見えるようになります。
どちらのメーカーでも同じなのですが、ウィッグが手元に来た瞬間「なんかヅラ感があるような…」と感じる場合は、ぜひ試してみてほしいなと思います。
髪の毛が短い方・量が少ない方はネットを省略してもOK
フルウィッグを買うと、おそらく下記画像のようなネットが付いてくると思います。
これは、髪の長い方や量の多い方が、ウィッグをかぶる前に地毛をまとめて綺麗な下地を作るためのものです。
下記に、実際にピンクエイジがYoutubeにアップしている動画を貼りましたので見てみて下さい。
ここでは、モデルがかなりロングでそれなりに毛量があるケースであるのが分かると思います。
今回私から提言できるのは、
髪の短い方やそもそも
それほど髪の量が
多くない方(それは私です)は
ネットを使って下地を造る必要が
あまりないかな…
ということです。
下記画像が、私の地毛の量を顕著に表しています。
けっこう全体量が少なめですよね。
私ぐらいの毛量であれば、ある程度まとまってさえいれば、ウィッグの装着にはあまり影響はでません。
特にピンクエイジのフルウィッグには、襟足に2つのクリップがついているので、
・後ろの髪を三つ編みなどでゆるくまとめ、ヘアピンで留める
・下記図の◯の部分に❹のクリップを挿すか、❸のアジャスターを締めてえりあしが外に出ないようにする
という方法を取れば、地毛が表に出てくることはほぼないです。
襟足には下記画像の❹のクリップのあたりが来ます。
❹のクリップでえりあしを留めるか、❸のアジャスターを締めて❹のあたりが地毛のえりあしに添うようにすると、ウィッグから地毛がはみ出てこなくなります。
私のように
髪の量が少ない方や
髪が短い方で
ネットで頭部を長時間押さえると
頭が痛くなる方は
無理してネットを使う
必要はないと思います‼️
あくまでウィッグ用のネットは、ウィッグの装着を綺麗に仕上げるための下地に使うものです。
パーツや小物などの役割が理解できると、最低限のツールでラクにウィッグを着けられるようになれますよ‼️
私はピンクエイジの前髪つきヘアピースも使用しています
実はわたしは先日、ピンクエイジのヘアピースも入手しています。
そちらでもフルウィッグと同様の印象を持ち、商品の使用感など詳細も書いています。
気になる方はこちらの記事もご覧ください。
まとめ
今回は、私が入手したピンクエイジの新ラインフルウィッグ「ウィンドパーマセシリア」について、徹底解剖させて頂きました。
美容師なのでどうしても細かい部分に目が行ってしまい、いつもマニアックな内容になってしまうことをお許しください。
その代わり、一般ユーザーさんでは気づかないようなところもキャッチできるので、商品購入前に気になるところがある方にとっては、参考にして頂ける内容なのではないかなと思います。
今後もウィッグやヘアピースユーザーさんの参考になるような記事を書いていきたいと思いますので、もしご意見ご要望などがありましたら、X(旧twitter)やお問い合わせフォームから送って頂ければブログ執筆の参考にさせて頂きます。
今回の記事が参考になったようでしたら、是非ブックマークをお願い致します。
最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。