こんにちは、にゃんたです。
40代半ばの子なし主婦で、元美容師です。
私は過去に何度か大病を経験しており、その治療による脱毛で通算4年間ほどフルウィッグ生活を送っています。
現在は、前髪の生え際から頭頂部にかけての薄毛が目立つため、外出時はヘアピースとフルウィッグを併用しています。
今回は、ヘアピース(部分ウィッグ)の購入を考えている方や、購入したけれどイマイチ上手くつけられない方向けに、「ヘアピースのつけ方とコツ/前髪なし/ベースサイズ9.5×7cm/クリップ2個編」を解説していきたいと思います!
結論として、ヘアピース(部分ウィッグ)を上手につけるポイントは、
① 正しい着用位置を知ること
② 正しいクリップの留め方を知ること
③ 鏡を見ながら練習すること
この3点のみで、とてもシンプルです。
シンプルだけど、結構奥が深いです。
ヘアピースを使ってみたいけど、どうやってつけたら良いのかよく分からない…という方は、一緒に練習していきましょう‼
きちんと練習すれば、誰でも必ずヘアピース・部分ウィッグをつけられるようになりますよ‼
今回の説明に使用するヘアピース(部分ウィッグ)のご紹介
はじめに、今回の付け方説明に使うヘアピース商品のご紹介をしておきます。
≫総手植え 最高級人毛(レミー) 100% トップヘアピース 分け目タイプ 15cm 13,800円/ 20cm 14,800円(税込)|ブライトララ
\画像クリックで商品ページに飛びます/
こちらのヘアピースは、以下のような商品になります。
・頭頂部を中心にカバーするタイプ(縦9.5×横7cm)
・センターパートタイプで長さ2種類の展開(15cm/20cm)
・ピンは前後ろで2個
今回は、こういったタイプの商品をはじめて使用する前提で、説明を進めていきたいと思います。
お手元にあるヘアピースが他のメーカーさんのものでも、形が同様であれば基本的な使い方は同じです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ヘアピース(部分ウィッグ)の正しい着用ポイントはこんな感じです
今回のような、頭頂部をカバーするタイプで、前後に2つのクリップがあるヘアピースをつけるときは、以下のポイントを意識してつけていきましょう。
① 地毛をセンターパートに分ける
② 地毛の前髪を自然な位置におろす
③ 生えぎわよりも数センチ後ろに前髪側のクリップを留める
④ 少しだけ後ろに引っ張り気味で後ろのクリップを留める(たわまなければOK)
まずは、この4つを意識しましょう。
① 地毛をセンターパートに分ける
今回説明に使用するのは、「センターパートタイプ」のヘアピースです。
外観がこんな感じで、中心に分け目がついています。
センターパートタイプのヘアピースを裏面から見ると、分け目の位置は上記画像の「⇓分け目」部分になります。
センターパートタイプのヘアピースを頭に当てる時には、ヘアピースの分け目と地毛の分け目を合わせるように配置すると、簡単に位置を決められますよ!
頭に乗せる時のイメージは、下記のようになります。
ヘアピースの分け目「⇓」と、地毛の分け目を合わせている様子も、下の写真を見ると分かりますよね。
こんなふうにつけたいので、初めに地毛をセンターパートで分けておくほうが、断然合わせやすくなります!
② 地毛の前髪を自然な位置におろしておく
今回使用するヘアピースは、頭頂部を中心にカバーするタイプの商品になります。
前髪はついていないタイプなので、地毛の前髪はおろした状態で着用します。
前髪の生えぎわ根本よりも数センチ後ろに、ヘアピースの前髪側のピンを差すイメージです。
こうすることで、上手く馴染んで見えます。
下記では、2種類のヘアピースを着用する様子を動画に挙げています。
どちらも、前髪の生え際よりも少し後ろにクリップをさしているのが、見て頂くと分かると思います。
もしも、頭頂部のカバーだけでなく、ヘアピースで前髪も作りたい場合は、はじめから前髪を下ろせるタイプのヘアピースを選びましょう。
例えばブライトララでは、下記のヘアピースであれば、頭頂部をカバーしながら、前髪もすこし作って下ろすことができます。
≫最高級人毛(レミー)100% 部分手植え ハイカバートップヘアピース 11,800円/12,800円(税込)
≫人毛100% 総手植え エアリートップヘアピース 12,800円/13,800円(税込)
※上記の商品が他のヘアピースとどこが違うのかと言うと、前髪を下ろせるように前に向けて髪が手植えされている点です。
③ 生えぎわより数センチ後ろに、前髪側のクリップを留める
ヘアピースの裏面には、こういった形のクリップがついています。
クリップの構造はいわゆる「ぱっちん留め」で、開けたら緩んで、閉じたらパチンと閉まります。
このぱっちん留めを開けた状態がスタートです。
下記画像は、いまからヘアピースをつけるときの持ち方を、自分から見たときの図になります。
わかりにくいですが、このときクリップは開いた状態です。
※左手はカメラを持っているのでここには写ってませんが、本当は左手も右手同様にヘアピースをつかんでいます。
このクリップを留めるときにコツがあります。
それは、クリップを向こうから手前に大きくすくってくることです。
髪の表面だけをうっすらすくうのではなく、向こうから手前に向かって髪を大きくすくうのがコツです。
髪がひっぱられて痛い時は、すくう量を減らします。
初めから表面だけをうっすらすくうやり方で慣れてしまうと、ヘアピースがしっかり止まってくれなくなります。
何度かクリップで髪の毛をすくって留めてみて、丁度よい角度を見つけていきます。
はじめにクリップの付け方に慣れておくことで、いざ装着した後にずれたり浮いたりしなくなります。
下記の写真は、クリップを大きくすくうために、向こう側に傾けている様子です。
クリップの先が自分の方を向いています。
前髪側のクリップ差し方イメージは「前から後ろ/下から上」です。
深いところまですくいすぎて痛かったら、次は角度を緩めてやってみます。
上記のすくい方の説明を横から見ると、だいたいこんなイメージです。
下記画像の◯で囲んだあたりに、ピンを差してすくっていきます。
ちょうど良い深さで髪を捉えられたら、ぱっちん留めでおさえます。
そうするとしっかり留まるので、前から見たときに浮いて見えなくなります。
ちょっとしたポイントなのですが、これできるかどうかで留まり方や持ちが違ってきますよ!
④ 後ろのクリップを「少しだけ後ろに引っ張り気味」で留める(たわまなければOK)
後ろのクリップも、前髪のクリップと考え方は同じです。
こんどは後ろから前(下から上)に向かって、後頭部の髪を根本からすくいあげて留める感じになります。
前髪のクリップがしっかり留まっていれば、後ろのクリップを少し後ろに引っ張っても取れることはありません。
少しだけ後ろに引っ張り気味で、下記のようにクリップを留めていきます。
後頭部クリップの差し方イメージは「後ろから前/下から上」です。
上記の説明を意識しながら練習をすると、早くキレイにヘアピースをつけられるようになると思います。
ヘアピースのピンを前後つけ終わったら、表面の髪をコームで梳かし、地毛になじませれば装着完了です‼
正しくピンを使えれば、少ない本数でもしっかりと留めることができます。
コツが掴めないと難しく感じるかもしれませんが、練習してコツが分かると、簡単にできるようになりますよ!
ヘアピースは鏡を見ながら練習すると早く上達できます
ヘアピースを上手くつけるためには、つける位置が大切です。
つける位置とつけ方を正しく理解できてはじめて、ちょうど良い所に留めることができます。
ただし、人によって顔の形や額の広さに違いがあります。
全員が同じところにつけるべき、というわけではありません。
はじめは上記の説明通りに留めてみて、一度スマホで自撮りしてみましょう。
後ろからの見え方も気になると思います。
こういった三面鏡があると、横や後ろなど色んな角度を自分で確認できるので便利です。
ご家族と一緒に暮らしている方は、どこにつけるのが一番しっくり見えるかを聞いてもいいと思います。
是非たくさん練習をして、自分の顔を素敵に見せられるようになりましょう!
境目が目立つ場合は毛量調整する手も
上記の説明通りに装着しても、ヘアピースと地毛の間に段差ができてしまう場合もあります。
そんなときは、もしかしたら地毛の量に対してヘアピース・部分ウィッグの量が多いのかもしれません。
その場合は、ヘアピースの端のあたり(地毛との境目に当たる部分)の毛量調整をする(減らす)ことで、地毛と馴染むようになるかもしれません。
ウィッグやヘアピースの毛量調整をしたい場合はどうしたらいいかについては、別の記事で詳しく解説しています。
よろしければこちらもご覧ください。
≫ウィッグカットは普通の美容院でできるの?自分でできるの?40代美容師ユーザーが解説します!
ヘアピース関連記事はこちらにもあります
私のブログには、他にもたくさんのヘアピース関連記事を取り揃えています。
もしも他にもお困りのことがある場合は、私の記事で解決できるかもしれません。
ぜひゆっくり見ていってくださいね。
人毛ヘアピースレビュー記事はこちら
今回付け方説明に使用した商品については、ほかの人毛ヘアピース3点と一緒にレビュー記事を書いています。
興味がある方は、こちらも読んでみてくださいね。
≫【ブライトララの部分ウィッグ】おすすめ4点を40代女性美容師が解説します!
ヘアピース・部分ウィッグのお手入れ方法はこちら
当然ですが、ウィッグ類は本物の髪の毛とは違うので、新しく生えてくることはありません。
一度ウィッグを傷めてしまうと、使えなくなった部分はカットするしかなくなります。
ブラシやコームを入れるときは、毛先から少しずつ優しく梳かしていきましょう。
ヘアピース・部分ウィッグのお手入れ方法については、ウィッグショップの動画を参照しながら解説しています。
ぜひ一度ご覧ください。
≫ウィッグやヘアピースのシャンプー方法と乾かし方は?40代美容師ユーザーが詳しく解説します!!
ヘアピースのクリップが足りない時はこちら
ブライトララでは、クリップのみの販売も行っています。
いまついているクリップがどこかに行ってしまったり、もう一つ別でつけたい場合は、ウィッグショップのクリップを買うことで解決ができます。
\画像クリックで商品ページに飛びます/
【目次】当ブログの索引ページはこちら
私のブログでは、知りたい内容が書かれているかを逆引きできるページを置いています。
前項までで解決できそうにない場合は、ぜひこちらの索引ページも覗いてみてくださいね。
≫【全記事一覧】ユーザー用サイトマップと記事の探し方|ウィッグ・ヘアピース・入院通院・40代女子の趣味資格
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当ブログでは、記事で取り上げている商品や内容について、読者のみなさんの「これって実際どうなの?」という疑問質問に対し、できるだけ答えられるものを書きたいと考えています。
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100%対応できるかはわかりませんが、自身の経験を活かしてできるだけ多くの方の疑問に答えられるブログにしたい というのが、私の想いです!
まとめ
今回は前髪なしセンターパートヘアピース・部分ウィッグのつけ方について、現役ヘアピースユーザーの元美容師から解説させて頂きました。
いままで一度も触ったこともないものを、いきなり上手く扱えるはずはありません。
最近は、ウィッグショップさんがつけ方動画をたくさんアップされています。
何度も見ながら、鏡を見て練習していきましょう。
せっかく購入するのですから、使い方をマスターして、ヘアピース・部分ウィッグを自分の強い味方にして頂きたいなと思っています。
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最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。
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