今回は、これから初めての入院を控えた方に向けて、入院に最適なスーツケースの大きさについて、解説していきたいと思います。
結論として、以下のことが言えます。
今回、私からご提案できる「入院に最適なスーツケースの大きさ」は、以下のポイントをおさえることで決められます。
ちなみに、下記が私のスーツケースです。
こちらはだいたい100Lくらいです。
私がこのスーツケースを購入したときは、だいたい30㎡くらいのマンションで一人暮らしをしていました。
その後は何度か転居を経験し、いちばん狭い部屋では18㎡しかありませんでした。
それでも、そこまで問題ではなかったです。
なぜなら、スーツケースを使わないときは収納ケース代わりにしていたからです。
スーツケースの中に、普段使わないものを入れて保管していたのです。
今回の記事では、入院時の荷物の全体像と、スーツケースを使わない時の活用法も考えられるように構成しています。
スーツケースの置き場所が気になって決められない方もいると思いますので、ぜひこちらの記事を最後まで読んでみて下さい。
この記事を書いているにゃんたは、こんな人です。
はじめに|私が入院時スーツケースに入れているものはこちら
細かい説明は抜きで、スーツケース商品の紹介を先にみたい方は、入院に最適なスーツケース|大きさ別紹介にジャンプしてくださいね。
私は別の記事で、入院時のスーツケースに入れる中身(持ち物)についても詳しく解説しています。
ここでリストの中身を説明するのは省きますが、私が実際にスーツケースに何を入れているのかを見ていただくと、スーツケースに必要な大きさがイメージしやすくなると思います。
わたしの100Lサイズスーツケースの実寸は、以下のようになります。
高さ | 75cm |
横幅 | 48cm |
奥行 | 28cm |
このスーツケースには、下記のリストにあるものが全て収まります。
もし、スーツケースを100Lより小さいものにしたい場合は、私のリストを基準に不要なものを削っていくと考えれば、分かりやすいと思います。
入院に最適なスーツケース|荷物の量を左右する「暇つぶしグッズ」
私はブログ内で、入院中の暇つぶし方法に特化した記事も書いています。
私自身は、入院時の荷物を増やしたくない人です。
基本的には、スマホ・タブレット・パソコンで完結する暇つぶしのみをおこなっています。
入院中の暇つぶし方法の記事では、下記のような暇つぶし方法についてご提案しています。
・ネットサーフィン
・読書
・サブスクで映画・動画を見る
・音楽を聴く
・資格などの勉強
・私のブログを読む(笑)
荷物を増やさずにできる暇つぶし方法について知りたい方は、入院中の暇つぶし方法を患者歴22年目のプロ(自称)が語る【40代女性の実体験を添えて】も読んでみて下さい。
荷物の全体像がはっきりすると、スーツケースの大きさを決めやすくなると思います。
入院に最適なスーツケース|必要な容量は?
まずは、スーツケースに必要な容量についての考え方を書いていきます。
「自宅に置き場があるかどうか」は一旦置いておいて、入院時のスーツケースに必要な容量は、
- 入院予定日数
- 着替えやタオルを持っていくかレンタルするか
- 暇つぶしをどうするか
など、ほぼ着替えと暇つぶしグッズの量に比例すると言えます。
私が使用したスーツケースの大きさとその理由
私は今までの入院で、10日を超える見込みのものについては、すべて100Lのスーツケースを使用しました。
いちばんの理由は、入院が決まる前から家にスーツケースがあったからです。
海外旅行用のスーツケースが眠っていた
私は独身生活が長かった(40歳で結婚)こともあり、若い頃はよく海外旅行に行っていました。
参考までに、こちらが私がスーツケースを買うきっかけになった、1ヶ月間の海外旅行の記録記事です。
上記の海外旅行用に購入して置いてあったので、うちにはおよそ100Lの大きいスーツケースが眠っていたのです。
レンタルパジャマの費用を抑えたかった
私の直近の入院は、病気の原因が分からないままスタートしました。
結果的に、入院期間は計4ヶ月にも及びました。
入院前から何となく、長引きそうな予感がしていました。
少しでも費用を抑えたいと考え、着替えやタオルはレンタルせずに持参し、自分で洗濯しました。
「自分で洗濯」と言っても、病院には全自動の乾燥機付コインランドリーがあるので、そこまで大変ではありません。
ちなみに私の入院先の場合、各フロアにひとつずつ洗濯ルームが設置されており、ルーム内には乾燥機つき洗濯機が1台と、乾燥機なしの洗濯機が1台置いてあります。
なによりも、入院中は暇な時間がものすごい沢山あります。
洗濯をする時間なんていくらでもある、と言っても過言ではないです。
スーツケースの大きさを決められない方へのアドバイス
ここからは私の実体験を元に、入院以外のスーツケース活用方法についてご説明していきます。
帰省・国内旅行・海外旅行で使える
今までにスーツケースを使ったことがない方は、いきなり大きな物を買うことに躊躇するかもしれません。
しかし、少し大きな駅に出て周りを見渡すと、スーツケースを持って歩く人の姿は意外と見かけるものです。
とくに、GW・年末年始・お盆などの長期休暇の時期ともなると、結構な人数がスーツケースを利用していることに気づくと思います。
本来スーツケースは、旅行用に使うものです。
ネット上で販売されるスーツケースは、商品説明欄を見ると乗り物の機内に持込可能なサイズかどうかが書かれています。
乗り物に持ち込むことを想定してスーツケースを買う場合は、各交通機関のHPも確認しておきましょう。
オフシーズンの服・用品を収納しておける
入院と旅行以外でスーツケースの用途を考える場合、一番多いケースが「収納として使う」です。
こちらは、私物スーツケースを開けたところです。
ほとんどの方は、最低でも年に1回は衣替えをすると思います。
その時に、オフシーズンの服や用具をスーツケースの中に入れて、押し入れやクローゼットに仕舞っておく事ができます。
そのまま押入れに入れたとしても、本体に車輪がついているので、次の衣替えで別室に運ぶ時もラクラクです。
旅行用品を収納しておける
旅行の時に使うグッズは、入院する時に使うものとほとんど同じとも言えます。
普段の生活では使わないけれど、入院にも旅行にも使えるグッズを入れておくと、どちらで使う時にもそのまま持っていけるので便利だと思います。
旅行用に買ったものをいろいろなところに分けて片付けてしまうと、時間が空いていざ旅行の準備を始めた時に、
- あれはどこへしまったんだっけ?
- あれは買ったんだっけな?
と、分からなくなりがちです。
なので、使わないスーツケースの中には、普段は使わない旅行用品を入れておくと、旅行用品を探す手間が省けるので一石二鳥だと思います。
大部屋の一人あたりの広さや収納はこんな感じ
入院をしたことがない方は、病室の中の様子がわからないですよね。
こちらは私の入院先ではないですが、大部屋の一人あたりの広さや造りはだいたいこんな感じです。
向かって左側にあるのがクローゼットで、右側にあるのがテレビ台です。
スーツケーツは、クローゼット側にもテレビ台側にも置けそうです。
法律では、患者一人あたりの病床の広さは最低◯◯㎡以上と決められているらしいです。
たしかに、母の入院先も私の入院先とほぼ同じ広さでした。
病室内ではそこまで大掛かりな処置はしない
そもそも、ベットの周りに人やモノがたくさん来る事なんてそうそう無いです。
たとえば、検査をするなら検査室に行きます。
手術後にベッド脇に点滴を繋いだり、先生に術後の経過を診てもらう場合でも、スーツケースは端によけておけば全然問題ないです。
スーツケースには足元にキャスターがついているので、邪魔な時はすぐに動かせます。
大きくても、全く問題ではないですよ‼
面会は病室外で行うのでスーツケースは邪魔にならない
病室内に大きなスーツケースがあったら、面会の邪魔になるのでは?
こう考える方もみえるかもしれません。
面会はもちろん病室内でもいいのですが、患者本人が動ける状態であれば、病棟内のデイルームやソファなど、病室外で行っても問題はありません。
病院で規則が設けられているので、いちど確認はして頂きたいです。
また、大部屋のベッドで面会をすると、他の患者さんに「会話内容が筒抜け」になります。
検査結果や病状についてなど、他の方に聞かれたくない内容の話をする場合もありますよね。
以上から実際の面会は、デイルーム・廊下に置かれたソファ、看護婦さんにことわってから院内の喫茶店などでおこなう方が多いです。
入院に最適なスーツケース|大きさ別紹介
入院日にスーツケースを持っていくことを想定しながら、実際にどんな商品があるのかを見てみましょう。
大きさ・色・素材がさまざまなので、自分だったらどう使うかを想像しながら見てみて下さい。
スーツケースのキャスター音が気になる方にオススメの商品
はじめに、スーツケースまわりの小物についてもご紹介しておきます。
スーツケースを購入される方のなかには、一緒に「キャスターカバー」を買われる方もいらっしゃいます。
「キャスターカバー」というのは下記のような商品のことで、静音性を向上させたりキャスターの経年劣化を防ぐ目的で使われます。
実際に、スーツケースと一緒にキャスターカバーを購入される方が結構いらっしゃいます。
Mサイズ(60L前後)で人気のスーツケース
こちらMサイズ(60L前後)は、2泊3日の小旅行程度なら充分なサイズ感かなと思います。
Amazonで人気のMサイズスーツケースには、こういった商品があります。
楽天で人気のMサイズスーツケースには、こういった商品があります。
Lサイズ(100L前後)で人気のスーツケース
こちらLサイズは、私の持っているスーツケースとほぼ同じ大きさのラインナップになります。
Amazonで人気のLサイズスーツケースには、こういった商品があります。
楽天で人気のMサイズスーツケースには、こういった商品があります。
入院当日のスーツケース 実際の持ち運び方は?
入院当日、スーツケースを持って出かけるときに私がおすすめしたいのは、スーツケースとトートバッグに分けて持つ方法です。
その理由は、
スーツケースに全ての物を入れてしまうと、
病院に入ってからすぐ必要になる物が取り出しにくいからです。
さまざまな経路で病院に向かわれると思いますが、どの方法でも手回り品だけは別にしておいたほうが便利です。
別のバッグで持った方が良いものについては、次の項でご説明します。
スーツケースと別で持ちたいものリストはこちらです
下記リストのものは、病院に入った瞬間から使う可能性が高いものです。
これらのものはスーツケースとは別にして、すぐに取り出せるようトートバッグなどに入れておくほうが便利です。
保険証 | マスク | ||
診察券 | ハンカチ・ティッシュ | ||
お薬手帳 | 化粧ポーチ | ||
限度額認定証 | 筆記用具 | ||
財布 | A4クリアホルダー | ||
スマホ | ペットボトルなど飲み物 |
入院・通院時 バッグのサイズはA4以上が便利です
バッグのサイズについてですが、病院から貰う書類の99%はA4サイズの用紙です。
以上から、入院通院時ともに基本はA4サイズ以上のものを使うことをおすすめします。
こちらで、私が実際に通院時に使っているバッグを2つご紹介しておきます。
冬の時期は、こちらルートートのフェザールーグランデを使っています。
ルートートは、軽くて伸縮性があるバッグをたくさん展開しているメーカーです。
上記のバッグの場合、重さ470gと超軽量で、マフラーやはおりものを入れても余裕の大きさです。
上記商品はかなり昔のラインナップなので、いまは全く同じものはありません。
現在はほかに、軽量で使いやすいラインナップがたくさん出ています。
冬季以外の時期は、こちらのA4サイズのナイロントートバッグを使用しています。
こちらはルートートよりは若干重め(490g)になりますが、仕切りがたくさんついているので、中に入れたものがぐちゃぐちゃにならないのがいちばんの特長です。
私が使っているのは、こちらのライトグレーになります。
上記2点を含む通院バッグのおすすめ商品については、別の記事で詳しく解説しています。
気になる方はぜひ、ゆっくり御覧ください。
入院通院関連情報をたくさん取り上げています
私のブログでは、入院通院時に必要なものや待ち時間の暇つぶし方法など、様々な角度から入院通院関連情報を取り扱っています。
これから初めての入院・通院を控えている方は、ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。
≫入院にキャリーケースは禁止?迷惑?入院10回超プロ患者(自称)が解説します!
≫女性の入院にあってよかったものをまとめています【入院10回超】40代女子の入院準備ブログ
≫入院中の暇つぶし方法を患者歴22年目のプロ(自称)が語る【40代女性の実体験を添えて】
≫入院・通院時のウィッグ事情を40代美容師ユーザーが実際の経験談を交えて詳しく解説します
≫通院バッグ便利なおすすめ商品と中身|通院歴20年超自称プロ患者が解説します
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