こんにちは、にゃんたです。
40代半ばの子なし主婦で、元美容師かつ管理美容師です。
※管理美容師資格というのは、美容師免許を取得後、3年以上美容業務に従事しないと取れない資格です。
これがないと、サロンに2人以上の従業員を置けません。
私は先日、久々にセルフカラーをしました。
40代半ばということもあり、年相応の白髪(特にもみあげ周り)が、気になっていたからです。
今回は、私の読者さんの中心年齢層(40/50代前後)であれば、おそらく一度は考えたことがあると思われる
・市販の白髪染めを使って、自分で染めて大丈夫なの?
・次の美容院までにセルフカラーするなら、どんな商品を選べば良いの?
・市販のヘアカラー商品の、違いが分からない…
こういったよくある疑問について、私なりの考えを交えながら解説していきたいと思います。
結論から書くと、
選ぶ商品の「種類」を間違えなければ、自分で染めてもOKだと、私は考えています。
逆に言えば、
選ぶ商品の「種類」を間違えると、染めムラ・髪の傷み・頭皮トラブルに繋がることもある、と思います。
私は実際に、
美容師になる前の20歳の頃に、よく調べないままセルフカラーをして、全体的に取り返しのつかないヒョウ柄になったことがあります(笑)。
自宅で白髪カバーをしたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
白髪染めは簡単?自分で毛染めをしたい方に読んでほしいこと
実際の商品説明から読みたい方は、こちらからジャンプできます。
「美容師って、あまり勉強できなさそう。」
たしかにパッと見は、勉強ができなさそうに見える美容師が多いです。
ただ、美容師免許を持つ者は、丸2年間以上は専門学校に通って、学科(=理論)の勉強もしています。
授業のなかには化学や生物もあって、髪の毛内部の構造や、毛染やパーマ薬剤の作用機序なんかも、しっかり学んでいます。
逆にこれらが理解できないと、美容師の国家試験(学科)には受からないんです。
実際に、美容師国家試験の学科「だけ」を落とす子は、結構いるんですよ!
美容院に就職してからも、先輩からのチェックを受けてテストに合格できないと、ひとりでお客さんの髪を染めさせてもらえないです。
閉店後や休日には勉強会があって、サロンで扱うメニューの知識や技術の習得・アップデートに励んでいます。
毛染めは、現場のプロでもしっかり勉強・訓練するメニューであることを知って頂いたうえで、次項からを読んで頂ければと思います!
ヘアカラーの種類はざっくりこんな感じに分かれています
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「ヘアカラー」とひとことに言っても、世の中にある商品は幾つかの種類に分かれており、それぞれ作用機序が異なることをご存知でしょうか?
細かく分けすぎると分かりづらいので、ここでは白髪カバー目的で良く使われるヘアカラーを、3種類に分類してご説明します。
ヘアカラー(白髪カバー目的)の種類は大きく分けてこの3つ
① 永久染毛剤(俗に言う「白髪染め」はほぼコレ)
② ヘアマニキュア
③ カラートリートメント
ざっくり分類すると、こんな感じに分けられます。
次の項では、①から③のヘアカラーについて、さらに詳しく解説していきたいと思います。
① 永久染毛剤|知識がない状態で自分でやるとどうなる??
永久染毛剤とは、多くの方が「白髪染め」「カラー」と聞いたら、まず思い浮かべるタイプの薬剤を指しています。
永久染毛剤の特徴
・基本的には、一発で白髪をしっかり染められる商品が多い
・白髪を染めつつ、ある程度髪を明るくできる商品もある
・白髪染め専用商品はほぼ、色持ちも良好
・髪や頭皮へのダメージが気になる場合は、美容師に相談すれば薬を変えることもできる(種類は色々ある)
私は基本的に、毛染めの知識や経験がない方の場合は、永久染毛剤は、美容院でプロのカウンセリングと施術を受けたほうが良いかな?と考えています。
その理由は、大きく分けて以下の2点です。
① 知識と経験がない状態で扱うと、髪の毛や頭皮が傷みやすい
永久染毛剤タイプの白髪染めを、知識や経験を持たない状態で扱うと、髪の毛が傷んだり、頭皮に刺激が出ることがあります。
永久染毛剤は、2種類の薬剤を混ぜて使います。
薬を混ぜると作用が始まるので、速やかに塗布を開始し、規定の時間内に完了させて、規定の時間の放置が必要です。
これができないと、髪の傷みに繋がります。
慣れていないと、意外に難しいと思います…。
② 体質や体調によっては「かぶれる」可能性も
永久染毛剤タイプの白髪染めは、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行うことが推奨されています。
理由は、体質や体調によって「かぶれ」を起こす可能性があるからです。
市販のヘアカラー剤で、パッチテストが推奨される商品の場合は、商品に添付される「使用説明書」に、パッチテストが必要かどうかが書かれています。
こちらでは例として、専門機関のHPから引用したパッチテスト説明ページをご紹介しておきます。
実際にパッチテストをされる場合は、下記を参考にして頂ければと思います。
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を実施しましょう|日本ヘアカラー工業会HPより引用
② ヘアマニキュア|安全だけど、地肌につくと落ちにくい…
ヘアマニキュアは、前項の「永久染毛剤」とは違い、含まれる成分に髪の毛や肌を傷める要素はほぼないです。
ただし、髪を明るくできる成分は含まれていません。
明るくすることを考えていない方で、髪を傷めずに白髪を染めたい方には、もってこいの商品です。
ヘアマニキュアの特徴
・髪を今より明るくすることはできない
・①永久染毛剤 には劣るが、色を選べばある程度しっかり白髪を染められる
・人体への影響はほぼ無い
それなら、自宅使いにも良さそうでは?
と思うかもしれないですが、私はセルフで使ったことはないです。
その大きな理由としては、ヘアマニキュアを地肌についたまま放置すると、けっこう落としづらいからです(何日かは残ります)。
自分で染める場合、どう頑張っても後頭部は見えづらいので、ヘアマニキュアを使ったらたぶん、首とか後頭部の地肌についちゃうと思います。
もしも付着した場合は、「すぐに拭き取れば」簡単に落とすことが可能です。
私が自宅で、家族や友人の髪を染める目的で使うなら、ヘアマニキュアは全然アリだと思います!
③【オススメ】カラートリートメント|オススメは美容院のカラーと併用
カラートリートメントは、大きな括りで言うとヘアマニキュアと同じカテゴリーの薬剤になります。
ヘアマニキュアと同様、含まれる成分には髪の毛や肌を傷める要素はほぼないです。
ヘアマニキュアとの違いは、肌についた時にヘアマニキュアよりは簡単に落とすことができる点です。
カラートリートメントの特徴
・髪を今より明るくすることはできない
・②ヘアマニキュア には劣るが、徐々に白髪を染めることができる
・人体への影響はほぼ無い
・忙しくて、頻繁には美容院に行けない…
・そもそも白髪の量が多いから、次の美容院まで何もできないと、根本の白髪や毛先の色落ちが気になって仕方ない…
こういうのって、よくあるケースですよね。
今回私からおすすめしたいのは、次の美容院に行くまでのあいだ、自宅でカラートリートメントを使用して、白髪染めの色落ちを「目立たなく」する方法です。
カラートリートメントはこう使うのが私のオススメ
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今回私がメインでご案内したいのが、カラートリートメントです。
個人的にはこのやり方が一番、髪の毛の外観を綺麗に保ちながら、ダメージを抑えつつ、費用も最小限にできるかな?と考えています。
カラートリートメントは、色素が沈着しやすく、お風呂場が黒ずむ原因になります。
使用後は、お風呂場や洗面所を綺麗に洗い流しましょう!
自宅使い用カラートリートメント|販売スタイルはこんな感じ
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白髪染め用のカラートリートメントは、その用途を考えると一時的な使用というよりも、長く使い続けるケースを想定されていることが多いです。
そのため、白髪カバー目的のカラートリートメントは、
① 単品で購入できる商品
店頭(ドラッグストアなど)で直接購入か、インターネットで注文して自宅に配送
② 定期購入タイプの商品
インターネットで注文して、定期的に自宅に配送
この2つのケースが多いです。
当然ながら、定期購入の方が割安で入手できます。
上記を前提として、ご自身に合いそうな商品(色や予算)を選んで「まずは使ってみる」ことをオススメします。
前項でご説明した通り、カラートリートメントは普通の白髪染めに比べて身体への影響が少なく、失敗もしづらいです。
自宅使い用カラートリートメント|商品はどんなのがある?
こちらの章では、実際に市販されているカラートリートメント商品の中から、ユーザーからの評価が高めのものを幾つかご案内していきます。
【7色展開】レフィーネ カラートリートメント 300g / 3,198円|スヴェンソン
私は美容師という専門的な目線から考えると、
7色展開あって、自分の髪に補いたい色味を選んだり混ぜたりできる点から、レフィーネのカラートリートメントが使いやすいな、と感じています。
こちらは、単品購入と定期購入のどちらでも買うことができます!
\単品でも定期でも買える|定期は割安/
白髪カバー目的で毛染めをされている方の場合はおそらく、毛先の色が抜けやすくなっていると思います。
また、色落ちした毛先には毛染めの染料が残って、微妙な色合いになることがあります。
白髪染めトリートメントを使うときは、伸びてきた根本にはもちろん、毛先にも伸ばすことができます。
下記はすべて、レフィーネ公式サイトにある説明画像になります。
\クリックでレフィーネ公式サイトにジャンプ/
少し色の勉強が必要にはなりますが、
根本の白髪をカバーしつつ、毛先には足りない色味を補えると、結果的に全体が綺麗な仕上がりにできると思います。
レフィーネのカラートリートメントには、ベーシックな色味も、ブレンドできる色味も用意されていますので、この機会にぜひあなたの髪に合う色を選んでみてくださいね!
\単品でも定期でも買える|定期は割安/
【5色展開】ルプルプ(LPLP) エッセンス カラートリートメント 170g / 3,630円|スタージュ株式会社
ルプルプのコンセプトの中でとくに注目が集まっている点は、
「3分で白髪が染まる」
「濡れた髪でも1回でしっかり染まる」
この2点かなと思います。
\クリックで楽天市場ルプルプ商品ページにジャンプ/
口コミを見ていただくと分かるのですが、髪質には個人差があるため、使った人の全員の白髪が必ず3分で染まるかと言うと、ちょっと微妙かなと思います…。
ただ、他のカラートリートメント製品と比較して考えると、染料の入り具合はしっかりしていると思います。
薄付きな商品では白髪が浮いて嫌な方には、向いている商品だと思います。
【お手頃】サイオスカラートリートメント 180g/990円|ヘンケルジャパン株式会社
Amazonでダントツ口コミ件数が多いのは、こちらサイオスです。
理由としては、手に取りやすい価格である点が大きいと思います。
\口コミ件数ダントツ1位/
カラートリートメントは、白髪染めに比べると、髪の傷みをあまり気にせずに、塗布量や放置時間をコントロールしやすい商品です。
ユーザーの心理として、自分にとって高額な商品を使う場合は、一度に使う量を少なめにしてしまう傾向があります。
しかし染料には、綺麗に染めるための「適量」があります。
長い目で見て、使い続けやすい価格帯の商品を選ぶことも、大切なことだと思います。
カラートリートメントは一般的なカラー剤と違って、失敗はしづらいです。
もしも、いきなり高額な商品を使うのに抵抗がある場合は、手頃な商品を試しがてら、カラートリートメントの使用感を確認していくのも、良いやり方だと思います。
\口コミ件数ダントツ1位/
【あると便利!】自宅でカラーをするなら黒タオル・手袋・専用ブラシ
こちらの章では、ご自宅で白髪染めやカラートリートメントを行う際に、あると便利な「黒タオル」「手袋」「専用ブラシ」をご紹介します。
個人的には、どちらも「ないと困るレベル」です!
おそらく、カラートリートメントをした後の髪や手は、どう頑張っても黒ずむと思ったほうが良いです。
具体的には、タオルに薄黒い汚れがついたり、爪が黒ずんたりしやすいです。
こちらは、私が実際に購入して使用している黒タオルです。
使い始めてもうすぐ一年になりますが、思ったよりも厚みがキープされていて、まだまだ長く使えそうです。
美容院で使うタオルの質感と、そう変わらない気がするので、次買い足すとしてもこれが良いかなと思っています。
タオルファクトリーラボ ホテル仕様 フェイスタオル 5枚セット ネイビー しっかり吸収 ¥2,080
毛染め用の手袋は、通販でも美容院で使われているプロ仕様の商品が販売されています。
プロ仕様の商品にはサイズ展開があるので、手の大きさに合わせて選べます。
市販のヘアカラーに付属している「透明の手袋」は、かなり大きめで使いづらいですよね。
プロ仕様の手袋にはサイズ展開があるので、手指にフィットして使いやすいですよ。
美容師ならたぶん、みんな使ったことがあるのはこの2つです。
どちらも、1双から買うことができます。
サイズ展開があるので、選んでくださいね。
\カラー用手袋のサイズ表/
番外編として、購入したカラートリートメントにブラシ(刷毛)がついていない場合のために、通販で購入できる商品をご紹介しておきます。
個人的には、細かく丁寧に塗りたいときには、刷毛がないと困るな…と思います。
次の白髪染めまで「部分ウィッグ」で白髪カバーする方法もあります
私のブログでは、ウィッグやヘアピース商品についてもたくさんご紹介しています。
その中でも、薄毛カバーというよりも白髪カバー目的のヘアピース商品があり、結構人気でよく売れています。
もしも、なかなか美容院に行けないなどで白髪染めができない場合の策として、部分ウィッグの記事をご紹介しておきます。
よろしければ参考にしてみてくださいね。
大人ウィッグレオンティーナ 人工毛ヘアピース3選|美容師ユーザーのレビューブログ
【おすすめの人毛100%ヘアピース】レオンカの妹ブランドレオンティーナ|40代美容師ユーザーのレビューブログ
ご質問がある場合はこちらからどうぞ
当ブログでは、記事で取り上げている商品や内容について、読者のみなさんの「これって実際どうなの?」という疑問質問に対し、できるだけ答えられるものを書きたいと考えています。
今回の記事に関連する内容で、もしも「これについても知りたい」「これについても書いてほしい」というものがありましたら、お問い合わせフォームからご一報ください。
100%対応できるかはわかりませんが、自身の経験を活かしてできるだけ多くの方の疑問に答えられるブログにしたい というのが、私の意思です!
まとめ
今回は、40代半ばで現役白髪染めユーザーの元美容師から、セルフの白髪染めにオススメのカラートリートメントについてご紹介させて頂きました。
本文でもご説明しましたが、カラートリートメントは、一般的な白髪染めと違って失敗しづらいのが特徴です。
日常遣いしていく間に、「綺麗に塗るコツ」を身に着けていけると思いますので、次の美容院までのセルフケアとして、ぜひカラートリートメントを使ってみて頂ければと思います。
今回の記事が参考になったようでしたら、是非ブックマークをお願い致します。
最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。
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繰り返しになりますが、私のイチオシの使い方は、
・数ヶ月に1度は、美容院でしっかり白髪を染めてもらう(薬の種類は、美容師さんに相談してね)
・次の美容院に行くまでのあいだに、自宅でカラートリートメントを使って、色落ちが目立つのを防ぐ
この方法です。