今回は、フリーランスや個人事業主の方で、これからクラウド会計ソフトを導入したいと考えている方に向けて、オススメのクラウド会計ソフトをご紹介していきたいと思います。
じつは、実父(他界済)がむかし社長をしておりまして、私は家業の手伝いで会計ソフトを触っておりました。
かれこれ20年くらい前の話なのですが、当時実家で使用していたのが、デスクトップ版の弥生会計でした。
今回は、昔に比べて断然使いやすくなったオンライン版の会計ソフトについて、解説していきたいと思います。
この記事を書いているにゃんたは、こんな人です!
弥生会計|クラウド会計での国内シェアは8年以上連続No.1
今回ご案内する「弥生会計」ですが、クラウド会計での国内シェアは8年以上連続No.1です。
また、製造元である弥生株式会社の創業は1978年で、私と同い年でもあります(笑)。
弥生株式会社は2024年現在で46年目になる、長い歴史を持つ企業です。
シェアNo.1なのにはちゃんと理由があります。
今回は、なぜ弥生会計が一番選ばれているのか、私なりの意見と様々な比較資料を交えて解説していきたいと思います。
弥生会計は、コストパフォーマンスに優れています
この10年ほどの間で、フリーランス/個人事業主によく使われているのが、以下のクラウド会計ソフト3種になります。
引用元:プレスリリース|MM総研
上記にもあるとおり
1️⃣・弥生会計
2️⃣・freee
3️⃣・マネーフォワード
この3社が、1位~3位を占めています。
<弥生会計>
下記バナーから商品ページに飛べます。
<freee>
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<マネーフォワード>
下記バナーから商品ページに飛べます。
今回は、上位2社(弥生・freee)の青色申告ソフトについて比較をしていきます。
こちらを読みながら、今後を見据えてご自身がどの会計ソフトを使っていくのが良さそうかを考えて頂けたらと思います。
私は上記の3つ全部、仕事で使用したことがあります‼
実際の使用動画を見て比べてみましょう
おそらくですが、今回ご紹介する会計ソフト2社について、それぞれイメージを持たれているのではないかと思います。
例えば、
弥生会計 = 昔からある会計ソフトだから入力画面が固そう。初心者には入り辛そう。
freee = 新しい会計ソフトだから、経理が分からないフリーランスでも大丈夫そう。
なんとなくこう思われているような気がするのですが、いかがでしょうか。
実際の使用画面を見比べていただくと、より分かりやすいと思います。
以下に、2社の使用画面動画を載せてみました。
まずはこれを見て、どのソフトが使いやすそうかを考えて頂けたらと思います。
やよいの青色申告オンライン
再生スタートしてすぐに仕訳入力が始まります。
上記動画にもでてきますが、弥生会計は、簿記の知識があまりないユーザーでも使いやすいように「かんたん取引入力」というモードが搭載されています(青色申告以外のソフトでも同様です)。
従来は、行の左側に借方/右側に貸方 と仕訳入力をしていましたが、かんたん取引入力モードでは、入力する取引が収入なのか支出なのかを選択すれば、借方/貸方の概念がなくても入力できるようになっています。
これは、freeeもほぼ同じ構成です。
やよいの青色申告オンライン 実際の入力画面はこんな感じです
freee
つづいて、freeeの入力画面を見てみましょう。
1︙00 あたりから、仕訳入力が始まります。
freee 実際の入力画面はこんな感じです
いかがでしょうか。
どちらもほとんど難易度は変わらないのではないでしょうか?
個人的にはどちらのソフトを使っても、簿記の知識の有無に左右されない仕様になっていると思います。
やよい/freee 機能・金額比較表
つづいて、上記2社のソフトを機能と金額で比較してみたいと思います。
まったくサポートがいらない方は、やよいの青色申告オンラインの「セルフプラン」一択
これから青色申告での事業を始める方で、まったくサポートがいらないケースってあるのかな??…とは思うのですが(それは弥生会計を取扱う税理士さんかな?)
・とにかくコスト重視‼
・会計ソフト入力については自分でFAQを見たら分かる
・メール・電話での質問などのサポートはいらない
という方は、弥生会計の「セルフプラン」一択です。
年額8,800円(税別)で使えちゃいます
やよいの青色申告オンラインは全3プランなのですが、全プランとも機能自体の内容は変わりません。
変わるのはどういうサポートがつくかだけです。
freeeはサポートがつかないプランがないので、やよいの青色申告オンラインの「セルフプラン」は比較対象外として、比較表からは外させて頂きました。
やよい/freee 機能・金額比較表
やよいの青色申告オンラインベーシックプランと、freeeの青色申告対応プランのうち廉価なもの2種を比較一覧表にしてみました。
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
無料使用期間 | 1年間 | なし | なし |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
サポート内容 | 電話サポート | ❌電話サポート | ❌電話サポート |
サポート内容 | 画面共有 (オペレーター 提案時のみ) | ❌画面共有 サポート | ❌画面共有 サポート |
サポート内容 | チャットサポート | ▲チャットサポート ※優先対応は無 | チャットサポート 優先対応有 |
レシート 撮影容量 | 上限なし | 月5枚まで | 月10GBまで |
作成可能な 帳票(月次) | 貸借対照表 損益計算書 | ❌貸借対照表 ❌損益計算書 | 貸借対照表 損益計算書 |
メンバー追加 | できる | できない | できる |
消費税対応 | できる | できない (2024/4/1までで終了) | できる |
次の項では、上記比較表の詳細を解説していきたいと思います。
どちらの製品でもできることを書くと、表のボリュームが増えて見にくくなってしまいます。
こちらではあくまでも、比較対象になる要因に絞って掲載させて頂きます。
2024年1月下旬現在の各社資料を見る限り、私の認識では上記のようになっています。
上記表の根拠となるURLはこちらにあります。すべて下記URLの情報を参照して記載しています。
◆弥生会計
◆freee
やよいの青色申告オンライン(ベーシックプラン)のメリット
私が「やよいの青色オンライン/ベーシックプラン」を良いなと感じる理由は、以下のとおりです。
・電話サポートがついている
・本当に困ったら画面共有でのサポートもしてもらえる
・レシートなど帳票の画像添付枚数の上限がない
・メンバー追加ができる
・月次決算書類作成ができる
電話サポートがついている
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
サポート内容 | 電話サポート | ❌電話サポート | ❌電話サポート |
新しいツールを導入して電話のサポートが受けられないというのは、ちょっときついのではないかと思います。
電話サポートを付けずに運用できるのは、今まで該当ソフトを使用していた方か、該当ソフトに詳しい税理士さんと別途契約しているケースではないかと思います。
私が過去に在籍していた株式会社(実質の社員が社長1名)はfreeeを導入していましたが、3ヶ月おきに税理士さんの巡回がありました。
急ぐ場合の不明点は、税理士さんにメールでまとめて送っていました。
税理士さんと顧問契約していたことも有り、直接私がfreeeに質問することはなかったです。
一定以上の取引数があって、別途税理士さんと契約予定の場合は、freeeでも弥生会計でもどちらでも良いかなと思います。
freeeの商品ご案内ページはこちらにあります⏬⏬⏬
画面共有でのサポートもしてもらえる
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
無料使用期間 | 1年間 | なし | なし |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
サポート内容 | 画面共有 (オペレーター 提案時のみ) | ❌画面共有 サポート | ❌画面共有 サポート |
こちらは本当に困った場合のみですが、使用していて入力などの操作に困ることがあれば、オンラインで画面共有しながら弥生会計のカスタマーサポートを受けることが出来ます。
これが出来ると業務が途中で止まってしまうことを防げるので、大変ありがたいサービスだと思います。
レシート等帳票の画像添付枚数の上限がない
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
無料使用期間 | 1年間 | なし | なし |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
レシート 撮影容量 | 上限なし | 月5枚まで | 月10GBまで |
これは経理経験者なら分かるのですが、きちんと処理をしようと思うと、帳票(レシートや領収証など)の枚数って結構たくさん出てきます。
freeeのスタータープランの「月の上限が5枚」というのが、わたしはちょっと不安かな…と思ってしまいます。
取引の背景をきちんと証明するためには、本来であればレシートや領収証以外の証憑も一緒にスキャンして保存したいところです。
例えば、見積書や決裁書類などです。
メンバー追加ができる
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
無料使用期間 | 1年間 | なし | なし |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
メンバー追加 | できる | できない | できる |
やよいの場合は、会計ソフトの操作をする人数の増減ができます。
freeeの場合は、スタータプランは1人しか操作(ログイン)できないです。
社長か経理担当者のうちの誰かひとりしか、オンタイムで操作できないということになります。
実際にわたしは以前いた会社でfreeeを使っていて、社長にログアウトしてもらって私がログインするという方式でした…。
月次決算書類作成ができる
やよい | freee | ||
プラン名 | ベーシック | スターター | スタンダード |
無料使用期間 | 1年間 | なし | なし |
年間使用料金 (税別) | 13,800円 | 11,760円 | 23,760円 |
作成可能な 帳票(月次) | 貸借対照表 損益計算書 | ❌貸借対照表 ❌損益計算書 | 貸借対照表 損益計算書 |
これも本来は経営者であれば、月次決算を見たいのが本当だと思うのですが…。
ただ、少人数で忙しく切り盛りしている現状だと、毎月の決算をする余裕がないかもしれません。
freeeは、スタータープランでは月次決算ができない仕様になっています。
そのぶん使用料金が抑えられています。
ここも、現状を見て自分の事業に必要かどうかを見極めて判断するべきところだと思います。
結論 | なるべく手頃に全部入りのクラウド会計を使いたい方は、やよいの青色オンラインがおすすめ
以上から、青色申告の方でなるべく手頃に経営の判断材料になる要素を備えたソフトを選びたい場合は、やよいの青色申告オンラインがベターかなと思います。
やよいの青色申告オンライン 商品ページはこちら
クリックすると、商品ページに飛べます⏬⏬⏬
料金設定が同じくらいのfreeeスタータープランの場合、利用できないサービスが幾つかあります。
導入前に、のちのちどんなデータが経営に必要になるのか、しっかり見極めたうえで会計ソフトを選んで頂きたいなと思います。
<freeeの商品ページご案内はこちら>
下記バナーから商品ページに飛べます。
今の時点ではっきりと選べず、まだ青色申告までは至らない方には、ぜひやよいの白色申告オンラインをおすすめしたいと思います。
白色であれば、ずっと無料で使えます‼
日次仕訳などを通して、会計ソフトの使い方にも慣れていけると思います。
経営を続けていくのであれば、いずれは経理の知識があったほうが自身のためになると思います。
やよいの白色申告オンライン
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これから起業を考えている方やすでに起業をされた方で、会計ソフトの使い方以前に簿記の知識があやしいな…という方に向けての記事も書いています。
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まとめ
今回は、個人事業主・フリーランスの方に向けて、おすすめのクラウド会計ソフトについて、解説させて頂きました。
個人事業主向けの会計ソフトは、現在は上位3社が大きなシェアを占めています。
起業副業ブームも相まって、クラウド会計ソフトの使い勝手はどんどん進化しています。
多くの方が、会計ソフトを触ったこともない状態からスタートされています。
初めての方でも直感的に使えるよう、様々な工夫がされています。
無料で始められるものも多いですので、ぜひ気軽にチャレンジして頂きたいなと思います。
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最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。
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