入院の準備をしているときに、

スーツケースを持って行ってもいいのかな?
どのくらいの大きさがちょうどいいんだろう?
と迷う人は多いですよね。
私自身もこれまで、10回以上入院を経験していて、最初のころはバッグ選びでかなり悩みました。
\2019年当時の私の大部屋入院時/

折りたたみ式キャリーカートにショッピングバッグを括り付けて、入院したこともありました(病室で邪魔になると考えていたからです)。
\私物キャリーカート/

\キャリーカートにショッピングバッグを括り付けて/

でも、実際にスーツケースを使ってみると、荷物が整理しやすく、移動もずっとラク。
なにより、容量やタイプをしっかり選べば、病室でもそこまで邪魔になりません。
\にゃんたの私物スーツケースです/

今回の記事では、
・入院日数ごとのスーツケースの目安サイズ
から、
・おすすめモデル・便利な関連グッズ
まで、私の実体験を交えて詳しく紹介します。
どんなスーツケースを選べばいいか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

まずは、入院時にスーツケースを使うこと自体はアリなのか?バッグとの違いから見ていきましょう。
入院にスーツケースは必要?バッグとの違いを解説
▶スーツケースの商品紹介から見たい方はこちら

入院準備といえば、ボストンバッグやリュックを思い浮かべる人も多いですよね。
でも、スーツケース(キャリーケース)を使う人も実はかなり多いんです。
私が入院してきた病院でも、半分くらいの患者さんがキャリータイプのバッグを利用していました(私は最初の1回を除いて、全て大部屋入院です)。

「持って行っていいのかな?」「迷惑に思われないかな?」と不安になるかもしれませんが、
多くの病院では、スーツケースの持ち込み自体は問題ありません。
✏️詳しくは別記事「入院にキャリーケースは禁止?迷惑?プロ患者が解説!」で、病院側の考え方をまとめています。
キャリーケースでもOK?病院で嫌がられるケースはある?

実際のところ、「キャリーケースはNG」というルールを設けている病院はごく一部です。
ただし、大部屋のスペースが狭い場合※や、キャスター音が気になる時間帯(夜間の緊急入院時など)の使用については、注意が必要。
※日本国内では、「病室の一人あたりのスペース」が法律で決められているので、病院によって違うケースはあまりないです。
私も主人も両親も、別々の病院で入院経験があるため、見舞い時に病室内を見ています。

💬どうしても心配な場合は、入院の説明を受けるときに「キャリーケースでも大丈夫ですか?」と確認すれば安心です。
入院前であれば、院内の「入院窓口」で質問ができます。

看護師さんも慣れているので、ほとんどの場合は快くOKしてもらえますよ。
患者さんの負担を軽減するため、大きな病院では、入口に荷物運搬用のカートを用意してあるところも多いんですよ。

スーツケースを選ぶメリット(運びやすさ・整理しやすさ)

▶ イノベーター エクストリームジャーニー inv50-2 23,980円(参考価格)
スーツケースを使う一番のメリットは、車輪付きで重さを感じにくいところです。
一人で入退院する場合や、家族に手伝いを頼めないケースでも安心です。
💬また、荷物を仕分けて入れやすい点も大きなポイント。
病室ですぐに使えるよう、「着替え・タオル・洗面用具・書類」など、ジャンルごとに小分けにしておくと便利です。

入院患者さんの全員が、
家族に頼める状況というわけではないですよね。
私自身も、退院時はひとりのことが多かったです。
10回以上入院すると、さすがに毎回付き添ってもらうわけにはいかないです。
リュック・ボストンバッグとの違いを比較

荷物量が多い人や長期入院の場合は、やはりスーツケースが便利。
次の章では、入院日数ごとに最適なスーツケースのサイズを紹介します。
入院スーツケースのサイズ選び方【日数別目安】
▶スーツケースの商品紹介から見たい方はこちら
スーツケースは「容量(L)」で大きさを選ぶのが基本です。
入院の場合、旅行に比べて「荷物の入れ替え回数が少ない」ため、やや小さめサイズでも十分なことが多いです。

こちらの章では、入院日数ごとにおすすめの容量目安を紹介します。
3〜5日入院なら30〜40L前後(小型サイズ)
\こちらは38L/

▶イノベーター エクストリームジャーニー inv50 23,980円(参考価格)
短期入院なら、30〜40L程度の小型スーツケースがおすすめです。
着替え・下着・タオル類・洗面用品など、基本セットがちょうど収まる容量です。
40L以下なら、ベッド下に収まるサイズ感のものも多く、病室でも邪魔になりません。
💬「検査入院」「2〜3泊の軽めの入院」にはこのサイズで十分。
1週間〜10日入院なら40〜60L(中型サイズ)
\こちらは50L/
▶ ACE フレットボード 50L 31,680円(参考価格)
入院期間が1週間を超えるなら、40〜60Lクラスの中型スーツケースが安心です。
1〜2回分の洗濯を想定して、着替えを多めに持っていけるのがメリット。
💬また、タブレットや読書グッズなど「暇つぶしアイテム」を入れるスペースも確保できます。

病室によってはやや圧迫感が出ることもありますが、ベッドサイドに縦置きすれば問題なしです。
2週間以上なら70L以上(大型サイズ)
\こちらは75L/
手術前後の療養を含む場合や長期入院など、2週間を超える場合は70L以上の大型スーツケースをおすすめします。
季節の変わり目をまたぐ入院や、寝巻き・タオル類を多めに持ち込む場合にも重宝します。
✏️ただし、キャスターの静音性やブレーキ機能があるものを選ぶと安心。
病室での「転がし音」は地味に響くので、静音タイヤが◎です。
大きすぎると邪魔?病室のスペース感も考慮しよう
\大部屋ひとりあたりの標準はこんな感じです/

スーツケースのサイズを決めるときは、病室のレイアウトも意識しましょう。
私がこれまでに入院した病院(ほぼ大部屋)では、
ベッドサイド+通路を合わせてもおよそ70〜80cm前後の余裕しかありませんでした。
そのため、70Lクラスのスーツケースでも、横置きではなく縦置き収納が基本です。

とはいえ、数字だけ見てもイメージがつかみにくいですよね。
ここからは、私自身の入院時スーツケースを例に、実際のサイズ感と中身を紹介します。
私の入院時スーツケース体験談【実際のサイズと中身】
▶スーツケースの商品紹介から見たい方はこちら
私はこれまでに10回以上入院を経験していますが、入院期間によって使うスーツケースを変えています。
- 1週間以内の短期入院
→ 30Lの小型キャリーケース - 2週間以上の長期入院
→ 100Lの大型スーツケース
下記画像は、左の赤いものが100L、真ん中と左の黒いものが30Lの私物スーツケースになります。

特に印象に残っているのが、2020年秋の3週間入院(開腹手術)です。
当時はコロナ禍の真っ最中で、家族の面会や荷物の受け渡しが一切禁止されていました。

「一度入院したら何も受け取れないかもしれない」と思い、
入院生活に必要そうなものをすべて詰めた結果、100Lサイズになったんです。
🧳 30Lで十分だったケース(短期入院)
\これが37Lのサイズ感です/
1週間以内の入院なら、30L前後の小型キャリーケースで十分でした。
下着・パジャマ・タオル・洗面用品などの基本セットを入れても、まだ少し余裕があります。

小型タイプはベッド下やベッドサイドに収まるサイズ感で、病室でも邪魔になりません。
小回りが効くので、扱いやすさは抜群です。
🧳 100Lで助かったケース(長期入院)
\これが100Lのサイズ感です/

一方で、長期入院や面会制限がある状況では、大型スーツケースが本当に頼りになります。
私が100Lに詰めたのは、着替え5日分、タオル類、ノートPC、延長コードなど。
病室ではベッドサイドに縦置き収納していましたが、想像より圧迫感はなかったです。
このときに感じたのは、「何を持っていくか」で、必要なスーツケースの大きさは本当に変わるということ。
実際に私が持って行って役に立ったアイテムの詳細は、別記事で紹介しています👇
▶ 女性の入院にあってよかったものリスト(入院10回経験のリアル)

荷物の内容を見れば、「このくらいの容量が必要だな」という感覚がつかめると思います!
フロントオープンタイプは入院向き?私の体験と考えから見えたメリット
私はこれまでの入院で、
- 100Lのハードタイプ(通常開き)
- 30Lのソフトタイプ(フロントポケット付き)
の2種類を使ってきました。
💡100Lスーツケースを大部屋で使ってみた結果
大部屋の場合、100Lスーツケースを床置きして全開にできるスペースは、ほぼありません。
\これが標準的な大部屋サイズ/

私は腕力があるので、ベッドの上にスーツケースを持ち上げて開け閉めしていました。
が、正直これは誰にでもおすすめできる方法ではないと思います😅💦
ただし──
- 個室入院の方なら、スペースに余裕があるので問題なし。
- 100Lでも「フロントオープンタイプ」なら、立てたまま荷物の出し入れができるため、大部屋でも格段に使いやすくなります。
💡フロントオープンタイプのメリット(入院にも旅行にも◎)
\フロントオープンはこういうタイプのこと/
▶ イノベーター エクストリームジャーニー inovator inv155 25,080円(参考価格)
一般的に「フロントオープンタイプ」のスーツケースは、
- 狭い場所でも荷物の出し入れがしやすい
- 立てたまま中身を取り出せる
という特徴があります。
これは、入院中の病室のようにスペースが限られた環境でも助かりますし、
旅行や移動中に「中のものを取り出したい」シーンでもすごく便利。

実際に、自身の入院や旅行の場面を思い返すと、フロントオープンタイプは「デメリットよりも、メリットの方がずっと大きい」と感じています。
入院スーツケースのおすすめ【容量別・重さ記載あり】
こちらの章では、入院期間別におすすめのスーツケースを紹介します。
それぞれの容量ごとに「どんな人に向いているか」「おすすめのポイント」「重さ・容量・価格帯」をまとめました。
私自身も入院時に使っていたタイプを中心に紹介しています。
30〜40L(短期入院向け)のおすすめ
\💡このサイズのおすすめポイント🎒/
- おすすめタイプ:軽量・小回り重視
- 目安:3〜5日入院
- 特徴:機内持ち込み可能サイズ/ベッド下に収まる
- メリット:扱いやすく、外来時にも使いやすい
ace.TOKYO パリセイド 3-Z(37L/3.2kg)
\移動中にも使いやすそうです/
\背面にキャスターのストッパーが付いてます/
- メーカー:エーストーキョー
- 容量 / 重量:37L / 3.2kg
- 特徴:フロントオープン・ボディ背面にキャスターロック

こちらパリセイドがおすすめなのは、
・安心の老舗日本メーカーで
・デザイン性高い商品をお探しの方
です!
MAIMO STAND U Sサイズ(36L/3.1kg)
\モバイルバッテリーを収納して充電できる/
\簡単に替えられるスペアキャスター付/
- メーカー:MAIMO
- 容量 / 重量:36L / 3.1kg
- 特徴:フロントオープン・スペアのキャスター付・USBポート付・その他主要な機能全部入り(商品ページに丁寧な説明有)

こちらMAIMOのSTAND Uがおすすめなのは、
・日本メーカーを選びたい方
・豊かな機能性を重視する方
です!
💡 ポイント:
短期入院は「荷物が少ない+持ち運びが多い」傾向。
軽さと静音キャスターの快適さを優先しましょう。
40〜60L(中期入院・1週間〜10日向け)のおすすめ
\💡このサイズのおすすめポイント🎒/
- おすすめタイプ:収納力と安定感のバランス
- 目安:1週間〜10日入院
- 特徴:2Lペットボトルや厚手パジャマも余裕で入る
- メリット:退院時に荷物が増えても安心
イノベーター INV155 (55L/3.9kg)
\立てたまま中身を出し入れしやすい/
\側面にキャスターストッパー付/
- メーカー:イノベーター
- 容量 / 重量:55L / 3.9kg
- 特徴:スウェーデン発祥ブランド・フロントオープン・側面にキャスターロック・HINOMOTOキャスター採用(遮音性高)など

こちらイノベーターのINV155がおすすめなのは、
・北欧発祥ブランドならではの、高いデザイン性を求める方
・遮音キャスターなどの、機能性も重視する方
です!
サムソナイト ヴォラント スピナー61(50~59L/3.5kg)
\荷物増えたら容量拡張OK/
- メーカー:サムソナイト
- 容量:50(拡張後59)L / 3.5kg
- 特徴:超有名メーカー・大容量だが軽い・容量拡張機能有

こちらサムソナイトのヴォラント スピナー61がおすすめなのは、
・有名老舗メーカーならではの、品質の高さを求める方
・荷物が増えた時の拡張性を求める方
です!
💡 ポイント:
「長くはないけど荷物は多め」という人にちょうどいい容量。
家族のサポートがある場合も、このサイズが最も扱いやすいです。
70L以上(長期入院・面会制限ありの人向け)のおすすめ
\💡このサイズのおすすめポイント🎒/
- おすすめタイプ:大型・多収納
- 目安:2週間以上入院
- 特徴:仕切りが多く、洗濯物や生活用品も整理しやすい
- メリット:差し入れ禁止や面会制限時でも安心
CARGO AiR LAYER CAT738LY(100L/5.0kg)
\横開きタイプ/
\側面にキャスターストッパー付/
- メーカー:CARGO
- 容量 / 重量:100L / 5.0kg
- 特徴:ガルウイングフロントオープン(横開き)・ボトムハンドル付・側面キャスターロックなど、イノベーターのプライベートブランドで機能性はそのまま

こちらCARGOのAiR LAYER CAT738LYがおすすめなのは、
・北欧デザインと日本メーカーの機能性 双方を求める方
・横開きのフロントオープンタイプを探している方
です!
VARNIC B6(98L/4.8kg)
\拡張機能つき/
\YKKファスナー使用/
- メーカー:VARNIC
- 容量/ 重量:98L / 4.8kg
- 特徴:安価・通販サイトで高評価&口コミ多数で参考になる

こちらVARNICのB6がおすすめなのは、
・ブランドにこだわらず、価格を抑えてスーツケースを揃えたい方
・コスパと機能性両方を求める方
です!
💡 ポイント:
長期入院で“生活の一部”になるケース。
使いやすさだけでなく、開閉のしやすさ・キャスターの安定性も大事です。
大きいスーツケースに抵抗がある人へ|キャリーオンバッグも便利

大きなスーツケースを買うのは、ちょっとなあ…
でも、小さいキャリーケースでは、荷物が入り切るか心配…
そんな方には、以下の方法がおすすめできます。
\🧳小型キャリーケース+キャリーオンバッグ🎒/
- 小型キャリーだけで荷物が入るか心配な場合、キャリーオンバッグ追加で容量確保できる(2千円台くらいからある)。
- スーツケースの持ち手部分に連結できるので、病院までの取り回しも便利
\お値打ちに揃えたい方に/

\スーツケースメーカー「ACE」の女性向けブランド/
別の記事では、キャリーオンバッグを含む入院通院時に使いやすいカバンについて、詳しくご紹介しています。
▶通院バッグおすすめ12選|通院歴20年の私が厳選した軽くて便利なトート・リュック・ショルダー
スーツケースは入院後も活用できる!

実は私、もともとスーツケースを日常的に使っていました。
- 100Lの大型スーツケース
▶海外旅行・留学用 - 30Lの小型キャリーケース
▶習い事(着付け教室)・仕事(着付師)・趣味(バンド活動)
だから私は入院のとき、既に持っていた2つのキャリーケースを、そのまま活用した形になります。

普段から使い慣れていたので、入院中の使用感についてもイメージしやすかったのが大きなメリットでした。
💡「入院のためにわざわざ」というよりも
「生活の一部として使えるか」を意識すると◎
入院だけのためにスーツケースを買うと、
「退院後に使い道がないかも…」と迷う人も多いですよね。
でも、スーツケースって実は、普段の暮らしの中でも使い道が多いアイテムなんです。
旅行・帰省・仕事・趣味・習い事…
私のように「使い回せる目的」があると、入院中だけでなく、退院後もずっと便利に使えます。
▶ 実際に私がどう使っているかは、こちらの記事で詳しく紹介しています:
スーツケースの使い道と体験談|旅行・習い事・入院などでヘビーユーザーの40代主婦が解説します
🩺 まとめ|入院スーツケース選びで大切な3つのポイント

入院中は、普段とはまったく違う生活リズムになります。
だからこそ、スーツケース選びの正解は「自分の入院スタイルに合っているかどうか」です。
ここまでの内容を振り返ると──
✅ 日数でおおよそのサイズを決める
- 3〜5日入院:30〜40L(小型)
- 1週間〜10日:40〜60L(中型)
- 2週間以上:70L〜(大型)
まずは日数を目安にして、荷物のボリュームを想定しましょう。
長期入院になるほど、「洗濯頻度」や「面会の有無(荷物を持ち帰ってもらえるか)」も考慮するのがポイントです。
✅ 病室スペースと動線をチェック

ベッドまわりは想像以上に狭い場合も。
ベッド周りに収まるか?
病室内で開け閉めしやすいか?
を意識して選ぶと、入院生活がぐっと快適になります。
✅ 退院後も使えるタイプを選ぶ

スーツケースは入院だけでなく、旅行・仕事・習い事などにも活用できます。
「入院が終わったら使わなくなる」と思うより、
「これからの生活に、長く使えるアイテム」として選ぶと、ムダがありません。
▶私の普段の使い方はこちらの記事で紹介しています:
スーツケースの使い道と体験談|旅行・習い事・入院などでヘビーユーザーの40代主婦が解説します
🌸さいごに

入院中は、思っている以上に「荷物が使いやすいかどうか」が快適さを左右します。

あなたの入院スタイルに合ったスーツケースを選んで、
少しでも安心・快適に過ごせますように✨️
✏️入院時の荷物の中身や持って行ってよかったものを知りたい方は
▶ 女性の入院にあってよかったものリスト(入院10回経験のリアル)
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最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。

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