こんにちは、にゃんたです。
40代なかばの子なし主婦です。
私はもともと美容師をしていた関係で、20代前半に着付を習い始め、最終的には師範まで取得しています。
実際に、美容院・結婚式場・成人式など、幅広い場面で着付の仕事をしてきました。
私のプロフィール・来歴については、こちらの記事 【40代50代主婦に生きがいを】勉強・副業・趣味で人生を豊かに | 波乱万丈で経験豊富な40代主婦の経歴をご紹介します! で詳しく触れています。
今回は、着物の入門編とも言える浴衣(ゆかた)の着付に関する情報を書いていきたいと思います。
今回は、
・浴衣(ゆかた)の着付に最低限必要なモノ
・モノの用途と選び方
大きくこの2つのブロックに分けて、徹底解説していきたいと思います。
私はいわゆる「お直しおばさん」ではないので、着物のルールに関してはそこまで細かく言ったりはしません。
ただし、大人の女性として知っておいたほうが良いこと(着物の常識やルール)があれば、書くようにしていきます。
夏に浴衣を着たいと考えている方は、ぜひ気楽に最後まで読んでみてくださいね!
浴衣(ゆかた)の着付に必要なものリスト
まずはじめに、浴衣(ゆかた)の着付に必要なものリストを共有したいと思います。
今回はシンプルに、上記の写真に写っている浴衣(私が着用しています)で使われているモノをご案内していきます。
下記リストの★印は、あったら便利だけど、人によってはなくてもOKなものになります。
このリストにあるモノは、上から着付する時に使う順番でならんでいます。
★着物用ブラジャー |
肌襦袢(はだじゅばん) |
裾除け(すそよけ) |
★補正用品 |
ゆかた |
腰紐 |
★コーリンベルト |
伊達締め(だてじめ) |
帯板 |
帯 |
下駄(げた) |
浴衣の着付は、着付の入門編みたいな感じです。
上記リストにある浴衣用の道具や小物は、ほとんどが着物の着付でも必要になるものばかりです。
もしこれから普通の着物も着てみたいと考えている方は、ぜひきちんとした道具や小物を揃えていってくださいね。
いい道具を使うと、着付がしやすくなりますよ!
着物用ブラジャー|バストが豊かな方は着崩れ防止効果大
着物用ブラジャーは、特に胸が大きい方は使ったほうが良いです。
胸が大きい方が普通のブラジャーで着物を着ると、胸元がはだけやすくなります。
ちなみに私は結構な貧乳なので、着物ブラがなくてもぶっちゃけ全然差し支えないです(笑)。
着物ブラはパッと見、スポーツブラに似ていますが、前開きになっていたり、補正用のパッドが取り外しできたりと、けっこう使い勝手が違います。
\メッシュ素材で通気性良好/
肌襦袢(はだじゅばん)|着物用インナー
つづいては、現代でいう汗取り用ドライインナーみたいな役割をもつ肌襦袢(はだじゅばん)のご紹介です。
肌襦袢は上半身部分のインナーで、着終わったら毎回洗濯する前提のものです。
特に夏の浴衣は、脱ぐ頃には汗だくになっているケースが大半です。
気軽に洗えるよう、肌襦袢の素材には綿やポリエステルが使われているものが多いです。
洋服で言えばキャミソールみたいな感覚です。
肌襦袢は、この後に説明する裾除け(すそよけ)と上下セットで使います。
肌襦袢と裾除けは、一体型のワンピースタイプのものもあります。
どちらでも良いのですが、私は個人的に上下分かれているタイプのほうが、長さの調節などがしやすくて好きです。
\私が使っているのはこういうタイプ/
\ワンピースタイプはこういうの/
裾除け(すそよけ)|着物用インナー
続いては、汗取り用ドライインナーかつ、着物を着た時の足さばきをよくする役割をもつ裾除け(すそよけ)のご紹介です。
裾除けは下半身部分のインナーで、着終わったら毎回洗濯する前提のものです。
気軽に洗えるよう、綿・ポリエステルなどの素材が多いです。
形状は、浴衣や着物と同じように身体に巻いて着るタイプになっています。
肌襦袢の項でご紹介していますが、上下一体型のワンピースタイプもあります。
\私が使っているのはこういうタイプ/
\べたつきを抑える化繊の素材も開発されています/
補正パッド|着崩れを防ぐための小物
補正パッドは着物用ブラジャーと同じで、身体の凹凸を平らに近づけるために使います。
着物用ブラジャーが胸の膨らみを潰す役割なのに対し、補正パッドは身体のくぼみを埋める役割で使います。
体型の凸凹による着崩れを防ぐ役割を持つのが、補正道具と言われるものです。
着物は、パーツや縫い方などのほぼ全てが直線で構成されています。
身体の表面に凹凸や曲線があると、その上に乗る布地にはシワができ、綺麗に着るのが難しくなります。
着物の補正は、着付の仕上がりがシワが目立たず綺麗になるよう、身体の凹凸をできるだけ少なくするための工程なのです。
極端に言うと、こけしみたいな筒型の体型を目指して補正をしていきます。
現代の日本人女性は昔と比べて、胸やおしりのサイズが大きく豊かになっていることは想像できると思います。
昔の日本人女性の体型に近づける工程が、着付の補正と言えます。
こちらは、おしり上部の補正をメインとし、ウエストのくびれ部分を平らに近づける用途で使います。
\私もこういうタイプを使ってます/
\通気性の良いメッシュタイプもあります/
ゆかた|色柄も価格帯もさまざま
ゆかたの主な素材には、綿・麻・ポリエステルのものがあります。
色柄も様々な物があるので、自分の顔映りが良い色を選ばれると良いと思います。
後の章で出てくる帯との色合わせで、全体の雰囲気が決まります。
いまどきは、帯・下駄とセット販売されている商品も多いです。
これから初めて浴衣を購入される方は、セット商品を買うのもアリだと思います。
既に帯を持っている方は、帯の色に合う浴衣を選びましょう。
\こちらは綿100%の浴衣単品/
\こちらは綿麻混のしじら織で涼しい素材/
\大人だから着こなせる有松絞り❤/
\こちらは自前の浴衣を着るにゃんた/
上記写真の浴衣は実は、私が18歳のときに自分で仕立てたものなんです。
自分で反物を選んで、自分で手縫いで仕立てました。
もう30年近く着ているので、次は全然違うテイストのものにしてみたいです。
いまの私(40代半ば)が選ぶなら、下記のような浴衣としても単衣の着物としても着られるタイプが良いなと思いますね。
ここからは、浴衣に帯や下駄など付属品がセットになった商品のご案内になります。
\こちらは綿麻混で涼しい着心地です/
こちらのショップは、渋いコーデが揃ってて好きですね~❤
\こちらも綿麻混で涼しい着心地です/
\こちらも綿麻混で涼しい着心地です/
腰紐(こしひも)|使いやすいのは毛・絹・綿など天然繊維で平らなもの
腰紐は、着物の裾が落ちないように固定する重要な役割を持つ道具です。
腰紐の素材は、毛・絹・綿など天然繊維が中心ですが、ポリエステルなど化学繊維のものもあります。
化学繊維の腰紐は、下記画像のような見た目・形状をしたものが多いです。
もし、おうちに上記のような絞りの細い紐がある場合は、腰紐としてではなく、帯結びをする時の仮紐として使うのがオススメです。
化学繊維の紐はツルツルして滑りやすく、細くて身体に食い込みやすいです。
腰紐として使うものには、毛・絹・綿など天然繊維で平らなタイプのものが使いやすいです。
平らなタイプの腰紐は、使った後も下記画像のように綺麗に畳んで仕舞えます。
シワになったりよれたりしにくいです。
以上から私のオススメは、下記商品のような平らなウールモスリンか綿の紐です!
\私のおすすめは正にこのタイプ/
\腰紐の正しい畳み方はこうです/
コーリンベルト・着物ベルト|初心者さんこそあると便利
コーリンベルトは、胸元の襟合わせを簡単にし、着崩れを防くための道具です。
元々は「コーリンベルト」という道具はなかったので、腰紐で胸元を押さえる処理をしていました。
1957年に、日本人の和装研究者によって「簡単に着物の襟合わせができるよう」発明されたのがコーリンベルトです。
コーリンベルトは、発明から70年ほどになります。
いまなお現役で使われている道具なので、着付道具のなかでは大発明品だと思います!
とくに初心者さんは、あったほうがラクに着付ができると思いますよ!
私も特に理由がない限り、コーリンベルトを必ず使います。
\私が使っているのはこちらの正規品/
\バスト大きめの方向けLサイズ/
伊達締め(だてじめ)|サイズ調整しやすいのは絹素材
伊達締めは、胸元の着崩れを防ぐための道具です。
腰紐に対して、伊達締めは広めの幅になっているのが特長で、伊達締め一本で以下2つの役割を果たします。
①襟合わせの固定
襟合わせが崩れないよう、コーリンベルト・腰紐で固定した上から、伊達締めで最終固定する
②おはしょりの固定
おはしょりの長さを調整したあと、表から綺麗に見える仕上がりになるよう、伊達締めで最終固定する
伊達締めは、胸元の固定をしつつ、おはしょりの余分も押さえるように巻きます。
襟合わせからおはしょりまで、広範囲を一本で固定するという重要な役割を持っているのが伊達締めです!
伊達締めにはゴムタイプのものもありますが、着用感が暑いのとキツく感じやすいので、個人的には下記のような正絹の博多織タイプのものをオススメします。
\私が使っているのはこういうタイプ/
帯板|板だけのタイプとゴム付きのタイプがある
浴衣の場合は、帯の前面にシワがよらず綺麗に見えるよう前側に帯板を入れます。
帯板には、横にゴム製の紐がついているものと、紐なしで板だけのタイプがあります。
紐ありタイプの帯板は、帯結びを始める前に取り付けて使います。
紐なしタイプは、帯を胴体に巻く時の2周目の前身頃部分に差し込んで使います。
どちらも普通の着物でも使えるので、絶対にどちらの方が良いということはないです。
私は両方のタイプを持っていますが、自分で浴衣を着る時は紐なしタイプを使います。
\こちらがゴム紐ありタイプ/
\こちらがゴム紐なしタイプ/
帯|浴衣の色とのコーディネートを考えて
浴衣に合わせる帯の種類で主流なのは、半幅帯というタイプです。
下記画像のモデルさんが使っているのは、リバーシブルタイプの半幅帯です。
私も浴衣には、リバーシブルタイプの半幅帯を使っています。
下記商品はリバーシブルタイプの半幅帯です。
ベーシックな形ながら、表と裏で2色使えるところが大きな特長です。
部分的に裏をチラ見せしたり、気分に合わせて前回と違う色をメインにしたりと、ベーシックでシンプルながら使い勝手は悪くないと思います。
\ベーシックな無地のリバーシブルタイプ/
\織り柄が入ったリバーシブルタイプ/
\金糸や銀糸を使用した上品なラメ入/
ざっくりとした織り感の無地の単帯も、主張しない感じが大人っぽくてカッコいいですね。
半幅帯には博多献上織風の織り柄が入ったものなど、さまざまなバラエティがあります。
\大人女性にピッタリの献上柄/
最近では他に、カジュアル路線として兵児帯(へこおび)というタイプも使われています。
もともと、兵児帯は子どもと男性が使う帯だったのですが、カジュアルな「こなれ感」が受けて、大人の女性にも使われるようになった経緯があります。
\帯結びを難しく考えずに使える/
\帯結びを難しく考えずに使える/
下駄(げた)|歩きやすく痛くならない構造のものも
ふだん着物を着ない方が久しぶりに浴衣を着るとき、気になるのが鼻緒ずれや足の裏が痛くなることだと思います。
最近の下駄は、そういった足の悩みをカバーする開発がされた商品も多いです。
こちらはピドヒールと言って、足科学に基づいて精密に計算された造りの桐下駄になります。
足に吸い付くような感覚なのが特長です。
S/M/Lの3サイズ展開です。
\ピドヒール下駄ロングセラーアイテム/
こちらは、親子三代続く下駄屋さんの、阿波しじら織鼻緒を使った右近桐下駄になります。
S/M/L/LLの4サイズ展開なので、今までピッタリ合うサイズがなかった方にもおすすめです。
\長時間歩いても痛くない桐下駄/
こちらは、甲のサイズや鼻緒のすげ方(締め具合)、普段よく下駄を履くかどうかなど、購入する方の条件に応じて、その人に合う造りの商品を選べるシステムになっています。
甲が大きい・鼻緒ずれしやすいなど、自分の足の特徴に合わせてセミオーダー感覚で選べる下駄になります。
\画期的なセミオーダー下駄/
浴衣でお出かけ|あると便利なものは?
さて、前の章までで浴衣を着る時に必要になるものの説明が終わりました。
こちらの章では、浴衣を着て出かける時に必要になる持ち物について解説していきたいと思います。
今更なのですが、浴衣というのは着物の中でも普段着の中の普段着で、もともとは外に着ていくものではありませんでした。
現代の用途でいうと、バスローブみたいな感じになります。
用途を考えると、浴衣に合わせる小物については、そこまで堅く考えなくてもOKです。
あらたまった場所に来ていくものではないので、一応覚えていて下さいね。
バッグ|そこまで難しく考えずラフな感じでOK
浴衣に合わせるバッグとして小さい巾着を見かけますが、あんまりサイズが小さいと化粧ポーチや財布などが全然入らないですよね。
実用面から考えると、せめてトートバッグくらいの大きさはほしいと思っています。
そういう40代主婦ならではの観点から、あえて買うのであればこういうバッグはいかがでしょう?という商品をご案内したいと思います。
着物用バッグとして販売されているもので、比較的サイズが大きめのものだとこういったタイプの商品があります。
\ワイドサイズは横幅28.5㎝あります!/
\こちらは横幅26cm/
続いては、浴衣専用バッグではないものの、浴衣に合わせることもできる商品をご案内していきますね!
さすがに、浴衣を着た状態ではショルダーバッグは持てないので、持ち手の長さが短くて、あまり大きすぎないものを選べば、ミスマッチを防ぐことはできます。
こういった見た目だと、洋服でも使うことができますよね。
\洋服にも使えるかごバッグ/
扇子・携帯扇風機(ハンディファン)|熱中症には気をつけて
ここ数年の日本の夏は、かなり気温が上がっています。
特に日の高い時間帯に浴衣を着て出かける場合は、こまめに水分を摂るなど熱中症対策をしっかり行いましょう。
\浴衣コーデに合わせたいなら扇子をチョイス/
浴衣は普段着なので、個人的には最近流行のハンディファンで涼を取っても、全然OKだと思っています。
上のタイプよりは大きめサイズになりますが、しっかりとした風量がほしい方は通常サイズのハンディファンがオススメです。
しかもこちらは、卓上にも首掛けにもできる3WAYタイプなんです!
色味も可愛いですが、見た目だけじゃないのがすごいです。
\私は長年こういうタイプを使っています/
\クリックで商品ページにジャンプ/
着物用クリップ|出先のお手洗いで活躍する
私は大手の着付け教室に通っていたのですが、入学時に購入したのがこういったタイプのきもの専用クリップです。
私は仕事でもお客様の着付をしていましたが、クリップを挟む部分に何かあって着物を汚してはいけないため、きちんとした専用商品を購入しました。
個人が着物用クリップを使う用途で想定できるのは、出先でトイレに行くときに、たもとや裾が床について汚れないよう留めておくケースです。
洋式トイレであればそう問題ではないのですが、出先に和式トイレしかなかった場合を考えると、クリップは持っておきたいところです!
\こちらは大きいサイズ/
\こちらは小さいサイズ/
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当ブログでは、記事で取り上げている商品や内容について、読者のみなさんの「これって実際どうなの?」という疑問質問に対し、できるだけ答えられるものを書きたいと考えています。
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100%対応できるかはわかりませんが、自身の経験を活かしてできるだけ多くの方の疑問に答えられるブログにしたい というのが、私の意思です!
まとめ
今回は、浴衣(ゆかた)の着付けに最低限必要なものについて解説をさせていただきました。
着物を着る人の数は減っていますが、夏の浴衣くらいは着てみたいと思っている女性は多いと思います。
浴衣以外の着物と比べると、必要なモノの数も少なく、着付の工程も割と簡単なのが浴衣の良いところです。
日本人女性としてぜひ、興味のある方は浴衣でのお出かけにチャレンジして頂きたいなと思います。
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最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。
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