今回は、これから初めての入院を控えた方に向けて、
入院するときに、
キャリーケース・スーツケースを使うのは、
禁止なのか?迷惑なのか?
について解説していきたいと思います。
結論から書くと、
というのが答えです。
なぜこのテーマで記事を書こうと思ったのかというと、初めての入院を控え、荷物をなにで持っていけばよいのか分からず、悩む方がとても多いからです。
私は、20代を皮切りに10回以上の入院・手術を経験しています。
さらに私の主人も持病もちで、私とは別の病院で何度も入院・手術を経験しています。
今回は、私達の長年の患者経験を基にした内容をお届けしたいと思います。
この記事を書いているにゃんたは、こんな人です。
入院先がスーツケース禁止かを確認する方法は?
結論:心配な場合は病院に聞きましょう
そもそも、スーツケースでの入院を禁止している病院は、ホームページや入院案内のパンフレットのなかで、「スーツケースでの入院を遠慮するよう」に注意書きをしています。
その他には、以下の方法で確認することができます。
- 通院先の代表番号に電話をかけ、入院担当窓口に繋いでもらって確認する
- 通院時に、院内の患者支援センターで確認する
一定以上の規模を持つ病院には、必ず患者支援センターという施設が置かれています。
基本的に入院生活についての不明点は、すべて患者支援センターで質問するのがベストだと思います。
キャリーケースやスーツケースで入院する人はいる?
結論:たくさんいます。
大前提として、私達夫婦が入院する時は、入院日数に応じてスーツケースとキャリーケースの大きさを使い分けています。
いずれにしても、「車輪のついたカバン」で入院をしています。
理由はいたってシンプルで、
こんな感じです。
入院中はスーツケースだと使いづらくない?
結論:大丈夫です
病室の個人スペース内には、広くはないものの荷物をいれる抽斗(ひきだし)・棚・ハンガーを掛けるクローゼットがあります。
個室にはもちろんのこと、4人部屋でも最低限の荷物を仕舞えるスペースがあります。
おおむね大部屋の病室の中はこんな感じです。
むかって左側にあるのが、ハンガーを掛けられる小さいクローゼットで、家から来てきたコート類など長いものはこの中に掛けられます。
その上にも、ちょっとした棚があります。
向かって右側のテレビの上にも棚があり、ここには一般的にタオルなどの軽いものを置きます。
テレビの下にはご飯を食べるための収納式テーブルがあり、その下に抽斗(ひきだし)がついています。
抽斗の中には、小さい鍵付きの貴重品ボックスが備え付けられていることが多いです。
私の場合は、入院手続が終わって病室に通されたら、まずスーツケース・キャリーケースを荷解きし、中身を引き出しや棚に移し替える作業をします。
入院生活が本格的に始まったあとに、スーツケースから直接荷物を出し入れするのは、非常に面倒だからです。
だから基本的に、入院中にスーツケースを横に倒して開けることは、ほぼありません。
基本的にスーツケースの中を開けるのは、入院当日と退院日が決まって荷物の整理をするときだけです。
スーツケースもキャリーケースも、家と病室を往復するための入れ物として考えていますよ!
参考までにこちらは、2020年当時の私の実際の病室(大部屋)の風景です。
手前がベッドで、向こうに見えているのがテレビ台と収納棚・抽斗・冷蔵庫が一体になったものです。
この時は2週間以上の入院でしたが、この使い方でとくに不便な思いをすることはありませんでしたよ!
倒さずに出し入れできるタイプのスーツケースもあります
病室内ではなるべく、スーツケースを床に倒して置きたくない、と考える方も多いと思います。
最近の傾向として、立てたままで中のものを出し入れできる「フロントオープンタイプ」のスーツケースが登場しています。
こういったタイプだと、入院中だけでなく旅行先のちょっとした間にも、荷物の出し入れができてかなり便利だと思います。
入院中に使わないキャリーケースは邪魔にならない?
結論:ほぼ大丈夫です
日本国内の病院では、法律で「一人あたりの病床(個人スペース)は、最低◯㎡以上にしないといけない」という決まりがあります。
そのため、どこの病院に入院しても、大部屋の一人あたりのスペースはだいたい同じ広さになります(前項の画像くらいです)。
その点を考慮しても、スーツケース1個分を置くスペースは全然あると思います。
病院によっては、使わないスーツケース・キャリーケースをベッドの下に入れる運用にしているところもあるようですよ。
荷物を運んでくれる家族と同居していないケースもあります
入退院するときに、荷物を一緒に運んでくれるご家族がいる方であれば、スーツケースやキャリーケースでなくても運ぶことができるかもしれません。
しかし、本当に単身で入退院しなくてはならない場合、足元に車輪のないカバンで荷物を持ち運びするのは、結構大変な思いをします。
たとえば、
- ご主人が海外に赴任されている
- そもそもご家族がいらっしゃらない
こういったケースも、現在は珍しくありません。
このように、どうやっても一人で荷物を運ばないといけない場合も、やはりキャリーケース・スーツケースでの入退院が無難だと思います。
なかには、手術などで重い荷物を運べない状態の方もいます。
入退院時の荷物について心配事がある方は、事前に病院の患者支援センターに相談していただくことをオススメします!
入院に使うキャリーケースはどんなサイズがいいの?
入退院日に使用するキャリーケース・スーツケースのサイズについては、個人的には以下のように考えています。
入院に必要なものの全体像を見て、逆算して考える
入院に必要なもの(荷物)については、別の記事で詳しく解説をしています。
入院時の持ち物の全体像について見てみたい方は、ぜひこちらの記事2本も読んでみて下さい。
≫女性の入院にあってよかったものをまとめています【入院10回超】40代女子の入院準備ブログ
≫入院に最適なスーツケースの大きさは??荷物の中身と他の使い道を考えたら決められます‼️
現在手元にキャリーケース・スーツケースがあるなら、それを活かす
既にお手元にキャリーケースやスーツケースがある場合は、まずはそれを活かすのが賢い方法だと思います。
もしもそれでは入り切らない場合は、下記のようなスーツケースに連結できるタイプのサブバッグを買うなどで、容量を確保する方法もあります。
新たに買う場合は、入院以外でも使えるサイズを選ぶ
現在お手元にスーツケース類をお持ちでなく、これから新たに購入を考える場合は、ご自身のライフスタイルから入院以外の用途でも使えそうか考えることをオススメします。
入院のためだけに購入して、その後まったく使わないのは非常にもったいないと思います。
私のケースですが、趣味が多いこともありキャリーケース類にはさまざまな用途を持たせています。
もし、キャリーケース類の活用方法の具体例を見てみたい方は、こちらの記事も読んでみて下さい。
≫【スーツケースの使い道と体験談】旅行・習い事・入院などでヘビーユーザーの40代主婦が解説します
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