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【美容師監修】ウィッグのカットやセットを自分でやりたい場合に必要な道具はここで買えます|40代美容師ユーザーが詳しく解説します‼️

フルウィッグ
フルウィッグヘアピース
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こんにちは、にゃんたです。40代半ばの子なし主婦です。
私は20代の10年間、美容業界で美容師として働いていました。

【掲載】私の美容師免許
私の美容師免許証

また私は、過去に何度か大病を経験しており、治療に伴う脱毛によって通算3年半ほどウィッグ・ヘアピース生活を送っています。

現在も頭頂部を中心とした薄毛に悩まされているので、ヘアピースとウィッグを併用する生活を送っています。

今までの経験から考えると、おそらく美容師の中でもウィッグやヘアピースをたくさん扱ってきたほうだと思います。

今回は、現在ウィッグやヘアピースを使っている方・これから使いたいと考えている方に向けて、
ウィッグ・ヘアピースの

・簡単なカット
・簡単なセット

これらを自分でやりたい方が持っておくと便利な道具について解説していきたいと思います。

結構たくさんの物をご紹介していくので、カタログを見るように気軽に見ていって頂ければと思います。

【掲載用】スマホを見る女性
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カットを希望する場合は、まずは提携美容院がないかを確認しましょう

いざウィッグを購入すると、

全体の量が多い

前髪が長い

人毛商品をシャンプーしたら広がってしまって元に戻せない

などなど、そのままの状態だとちょっと使えないかも…というケースが出てくることもあります。

そんな時にはまず、

購入元に提携美容院がないかを確認する
あるならばそちらに相談する

という方法を取るのがベストだと思います。

にゃんた
にゃんた

自分が購入した商品が、提携美容院での対応が可能かどうかをご存じない方は、まずはここで一度、購入元のHPなどで確認することをオススメします。

こちらがその参考記事になります。

しかし、提携美容院を使えないケースもあります。

それはどんな場合かというと、

提携美容院を持たないショップで購入している

カットなどの対応対象外の商品を購入している

・住んでいる地域が都市圏でないため、近くに提携美容院がない

おそらくこのようなケースが一番多いと思います。
これはよくある話でもあり、実はそう珍しいことでもありません。

そういったとき、せっかく買ったウィッグを使えないままお蔵入りにするのはちょっと勿体ないですよね。

そこで今回は、
提携美容院が利用できず、
自分でカットやセットの対応をしたい場合に持っておくと便利なものについて、ご紹介していきたいと思います。

とくにカットについては、切りすぎてしまうと元には戻せません。
ハサミを使う場合は、自己責任になります。
この点をご了承いただいたうえで、この先をお読みいただくようお願いします。

大前提|使いやすいのはプロ用道具です

にゃんた
にゃんた

私は当然ながら、元々はカット用のマネキンも周辺道具も、美容師用プロユースのものを持っていました。
のちに病気などが理由でOLに転身したので、プロユース品はほとんど処分してしまいました。

そのため、いま私の手元にある道具は、素人さんが購入されるモノと同じです。
私の場合はこういった代用品でも、なんとか作業をすることはできます。

【掲載用】カット用マネキン
カット用マネキンほか
にゃんた
にゃんた

ただし、カットやセットがやりやすいのはプロユース品です。
もう、かなりの圧勝です。

美容師の場合は、免許証を所持することで美容室専売店(=卸問屋)に入店でき、プロ用専門道具を割安で購入できます。

しかし、美容師免許を持たない一般の方は、残念ながらプロショップには入店できないか、入店できても割高になるケースが多いです。

【掲載用】シザーケース
私物シザーケース
にゃんた
にゃんた

以上の理由から、素人さんがウィッグのカットやセットをする場合は、コスプレ専門店の通販などで小物を購入するケースが多いかなと思いますよ‼️

ウィッグ・ヘアピースのカットやセットをしやすくするための道具

こちらでは、カット・セットを問わず、ウィッグに何か変化を加える時にあると便利な道具についてご紹介していきます。

マネキンヘッド単体

これは、自分でかぶった状態でアレンジやカットができる方は不要です。

自分でかぶった状態ではウィッグに変化を加えられない場合に、あると便利なツールマネキンヘッド」になります。

おそらくこのあたりが、一番安価な入門編タイプになると思います。
とりあえず、お手頃に人間の頭のサイズに近いマネキンを持っておきたい場合は、こちらのような商品が良いと思います。

下記画像は、私がかなり昔に100円ショップ「ダイソー」で600円で購入したマネキンヘッドです。
頭のサイズは、本物の大人の人間と比べてだいぶ小さめですし、耳もついていません。
ほんとうに「何となく固定できるものがあればOK」な方であれば、このようなマネキンでもいけるかもしれません。

【掲載用】カット用マネキン
私物発泡スチロール製マネキン

ちなみについ先日(2024年4月上旬)、ダイソーでこのような耳ありタイプのマネキンが売られているのを発見しました。

ダイソーの600円マネキンヘッド 2024年4月当時

サイズは不明ですが、わたしが持っている昔の商品に比べると、専用品の形にかなり近づいてはいると思います。
興味のある方は、ぜひお近くのダイソーも覗いてみてください。

クランプ単体

前項のような「マネキンヘッド」しか持っていないと、ウィッグのカットやブローをしたいとき、力を加えるとぐらぐら揺れてすぐに倒れてしまいます。

ウィッグのカットやブローをきちんとやりたい場合は、マネキンの根本に差して固定するための「クランプ」という道具も必要になります。

下記画像のマネキンの足元に写っている緑色の道具が「クランプ」になります。
これは、私が過去に所有していたプロユースの「本物」です。

【掲載用】アップ練習用ウィッグとクランプ
アップ練習用ウィッグとクランプ

クランプのタイプは大きく2つに分かれていて、

❶ 机に挟んで使うタイプ
❷ 単独で立てて使えるタイプ

があります。

おそらく大半の方は、手軽で場所を取らない点から❶のタイプをお持ちだと思います。

ただ、家に机などの挟むところがない方もみえますので、ここでは上記右の❷のタイプもご紹介させていただきます。

❶ 机に挟んで使うタイプ

❷ 単独で立てて使えるタイプ

マネキンヘッド&クランプのセット商品

続いてこちらは、マネキンヘッドクランプがセットになった商品のご案内です。

これから初めて両方を購入される方は、こちらで考えてもいいと思います。

フラットヘッドのまち針

これは、ウィッグやヘアピースをマネキンヘッドに固定させるために使います。
「フラットヘッド」というのは、まち針の頭の部分が平らなモノのことです。

まち針には、頭の部分が小さい玉(ボール状のもの)になっているものもあります。

それでだめなわけではないのですが、実際にウィッグに刺すと分かるのですが、ボール状のまち針だと直径が小さいので「髪の毛の中に埋もれて見えなくなる」のです。

手探りで探せば見つかりますが、手間を省くのであれば頭が平らである程度大きい形のまち針のほうが、抜く時に見つけやすいと思います。

下記が、フラットヘッドタイプのまち針をヘアピースとマネキンヘッドに刺した状態の画像になります。

フラットヘッドまち針をウィッグに刺した状態

上記右側の画像で、ヘアピースの頭にフラットヘッドのまち針が刺さっている様子が伺えます。
これは、実際に私が自分のヘアピースのカットをした時に撮影したホンモノです。
この状態で、無事にカットを終えました。

ダッカール

続いては、カットだけではなくセットをする時にもあると便利な「ダッカール」のご案内になります。

作業をする時に、いらない髪を分けとって留めておくために使う道具になります。

100円ショップなどでも類似品がたくさん販売されていますが、美容師が仕事で使うものは結構しっかり留まってくれます。

かと言ってめちゃめちゃ高額なわけではないので、髪を分けとって落ちないようにしっかり留めたいなら、美容師が普段使っている物を選んでも損はないかなと思います。

個人的にはこの「五力工業」さんのが使いやすくて好きです。
色もたくさんあるので、好きな色をえらんでください♬♬

ウィッグ用ハサミ・すきバサミ

ちなみに、私が持っているプロユースのハサミは、1本10万円くらいします(汗)。
ただし、研ぎながら長く使い続けられる道具なので、仕事用のハサミとして10万円は高いものではないんですよ。

【掲載用】シザーケース
私物シザーケース

下記は、ウィッグメーカーが販売しているウィッグ専用のはさみ・スキバサミになります。

テールコーム・リングコーム

「テールコーム・リングコーム」というのは、コームの柄の部分が尖っているもののことです。

テールコームの本来の使い道は、パーマのロットやホットカーラーなどを巻く時に、髪を「分けとったり」カーラーに髪を「巻きつける」ために使う道具になります。

こちらが一番ベーシックでよく見かける商品です。

私はこちらの商品も実際に使っていました。

カットコーム

これは、ウィッグのカットをしたいと考えている方のみで大丈夫で、普通に人間の髪をカットする時と同じものです。

これらもプロユースと同じもので、美容師ならたぶん全員知っているメーカーになります。

ブロー用ブラシ

地毛のブロー用に持っているブラシがあれば、それでも大丈夫です。

これは特に、人毛100%ウィッグ・ヘアピースをお持ちの方が持っておくと便利だと思います。

人工毛100%ウィッグの場合は、広がったり形が崩れることはあまりありません。
なぜなら、人工毛商品は「形状記憶されているから」です。

それに対して人毛100%商品は、モノによっては結構くせが出たり広がったりすることがあります。
それは、購入した商品の「元々の髪質」によるところが大きいと思います。

特にくせが強い髪質の人毛ウィッグだと、シャンプーをしたあと乾かす時にブロー用のブラシが必要になると思います。

以下がブロー専用のブラシで、当然ながらご自身の地毛にも使えます。

こちらは、美容師なら全員一度は使う定番のブラシです。

念のために、ウィッグメーカーがアップしている「人毛100%ウィッグのブローやり方動画」を貼らせていただきます。

美容師が美容師向けにアップしている技術動画もあるのですが、ちょっと難しくて理解に苦しむかもしれないので、あえて素人の方でも分かりやすい動画を選ばせていただきました。

私がセルフカットしたヘアピースについてはこちら

私が実際に自分でカットを行ったヘアピースについては、下記の記事でカット前・カット後の様子を見ることができます。
興味のある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

ウィッグ関連記事はこちらにもあります

私のブログでは他にも、ウィッグを使用する中で知っておくと役立つ記事をたくさん書いています。

もしこれから初めてウィッグを使用する方で、まだあまり使い方について詳しくない場合は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

まとめ

今回は、美容師でウィッグ使用経験が豊富な私から、ウィッグのカットやセットを自分でやりたい方が持っておくと便利なものをご紹介させていただきました。

実際に美容師がカットやセット・ブローをする時に、最低限使用する道具を並べてみました。
使用する小物の数が多いので、全部書きだしたら結構長くなってしまいました…。

これを読んで頂くと、美容師が実際にどんな道具を使ってカットやセットをしているのかが分かるので、この中にご自身が必要とするものがあれば、揃えて頂ければ十分だと思います。

ウィッグのカットやセットは、物を作るのが好きな方であれば結構奥が深くて楽しい世界だと思います。

貴方のウィッグライフが素晴らしいものになりますように。

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最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。

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