こんにちは、にゃんたです。40代半ばの子なし主婦です。
私は20代の10年間、美容業界で美容師として働いていました。
私はいままでに何度か大病を経験し、その治療中にウィッグやヘアピースで日常生活を送っています。
現在は頭頂部の薄毛に悩まされているので、再びウィッグやヘアピースを併用しています。
私が最近使っているウィッグとヘアピースについては、以下の記事で
買ったお店・選んだ理由・スペック
などを詳しく解説しています。
価格は、6000円台~16,000円台です。
気になる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
今までの経験から私は、ウィッグ・ヘアピースとその関連商品について、たくさんの知識と情報を持っています。
ウィッグはどこで買うのが良い?
というタイトルに対する答えですが、
❶ ウィッグを使用する目的をはっきりさせること(医療用・仕事用・普段遣い・遊び用など)
❷ 予算がいくらなのかを決めること(ウィッグを何個買うのか・ひとつあたりいくら出せるのか)
最初にこの2つをはっきりさせておくことで、ウィッグをどこで買ったら良さそうかがある程度絞られてくると思います。
あなたにぴったりのウィッグは
どこにあるでしょうか?
一緒に考えていきましょう‼️
ウィッグを購入する目的はなんですか?
まず最初に、あなたがこれからウィッグを購入する目的を考えてみましょう。
使用目的に応じて、ざっくりと以下の4つに分類してみました。
さらに大分類するなら、
❶とそれ以外に分けられると思います。
❶ 医療用
・主な用途は抗がん剤治療による脱毛対策
・主な仕様は裏面が肌に優しい素材
・高価なものは何十万円もする
・がん治療中以外の方でも購入できる
「医療用ウィッグ」という名前には、実はいくつかの概念・考え方が存在します。
医療用ウィッグの概念についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事で触れていますのでぜひ読んでみてください。
❶の「医療用」が地肌に優しい素材・製法がメインであるのに対し、
❷以降のウィッグには、とくに素材や製法に関する概念や決まりはありません。
使う方の価値観や職種などによって、好きな商品を選べると言えます。
❷ 仕事遣い用
長時間・連日の使用が想定されるので、
職種にもよりますが、
見た目の自然さや着用感が重視される傾向
❸ 普段遣い・遊び用
購入される方の好みや価値観に応じて
自由に選べる
ウィッグの種類をざっくり分けると、上記のような用途に分類できると思います。
ちなみに
私がいちばん最初に
ウィッグを使用した時は
25歳で美容師をしており
治療の脱毛対策として
ファッションウィッグを
選びました。
若かったので
自然さや使い勝手よりも
可愛いかどうかがすべて
でした(笑)。
医療用ウィッグの主な用途は脱毛や肌トラブル対策
前項で軽くご説明しましたが、
医療用ウィッグの主な用途は、投薬治療による脱毛や肌トラブルの対策です。
肌に触れる内側の部分が一定の基準をクリアした造りになっていますが、外観に関する基準はないので様々な毛材の医療用ウィッグが存在します。
医療用ウィッグは人毛100%だけではない
「医療用ウィッグ」という言葉を聞いてよくある勘違いが、
医療用ウィッグといったら
人毛100%で
けっこう高額な商品の
ことでしょう?
というケースです。
しかし、
医療用ウィッグ=かならず人毛100%商品
という定義ではないです。
医療用ウィッグの中には、
❶ 人毛100%
❷ 人毛人工毛ミックス
❸ 人工毛100%
これらすべてが存在します。
あくまでも
肌に触れる部分が
前項の基準をクリアした製品が
医療用ウィッグ
なんですよ‼️
購入の目的と自治体によっては助成金対象になる
抗がん剤治療の副作用によってウィッグを購入される方は、お住いの自治体によって助成金を受けられる場合もあります。
多くのケースでは、
購入金額の◯割を助成し上限は◯万円まで
というように規定されています。
商品の金額が高くて買うのを迷われている場合は、あとから何割かは還付を受けられるかもしれません。
ご存じない方は、ぜひ調べてみて下さい。
私も治療中に購入したウィッグは
領収証をすべて残しておき
治療終了のタイミングで
まとめて自治体に助成金申請して
受給しましたよ‼️
ここまでの内容については以下の記事でさらに詳しく触れていますので、気になる方は読んでみてください。
医療用ウィッグ取扱ショップのご案内
上記の「医療用ウィッグ」の基準に適合した商品を、いくつかこちらでご案内していきます。
ブライトララ
私のブログでもブライトララの商品はたくさんご案内しており、医療用ウィッグを中心に取り上げています。
画像をクリックすると商品ページにとべます。
◆人毛100%商品◆
◆人毛人工毛MIX商品◆
◆人毛人工毛MIX商品◆
◆人工毛商品◆
ブライトララの商品については、いくつか実際に着用してのレビュー記事も書いています。
気になる方は、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
ピンクエイジ
こちらのショップも、私のブログ内でたくさんの商品を取り上げています。
ピンクエイジは韓国のウィッグショップということもあり、流行を取り入れたスタイルに定評があるメーカーです。
ここでは、ピンクエイジのラインナップから医療用ウィッグとして製造・販売されている商品で、とくに人気があるものをご案内します。
※なお、ピンクエイジの商品は2024年時点ではすべて人工毛となっています。
画像をクリックすると商品ページにとべます。
ピンクエイジの商品については、実際に着用してのレビュー記事も書いています。
気になる方は、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
アンベリール
こちらのショップは、全ての商品が医療用ウィッグとなっています。
また、自宅で2点まで無料試着ができ、提携サロンでのカットをしてもらえる点が大きな特長です。
決まったスタイルを選ぶというよりも、
提携サロンでオーダーをして似合わせカットをしてもらう形といえます。
上記サービスが含まれるだけあって、けして安価とは言えませんが、
実際の着用感を見てウィッグを購入し、カットまでお任せしたい方は、この機会にまずは無料試着をしてみることをおすすめします。
画像をクリックすると商品ページに飛べます。
仕事遣い用のウィッグを探す時に確認したいポイント
仕事遣い用のウィッグを探す場合、毎日長時間使うものになるので
・見た目が自然
・長時間付けていてラク
・ズレにくい
・お手入れがラク
こういった観点で探すケースが多いと思います。
見た目の自然さを求める場合
髪の素材単体だけでいうと、基本的には下記の順で見た目が自然になります。
❶ 人毛
❷ 人毛人工毛ミックス
❸ 人工毛
ただし現在は、人工毛でもかなり見た目が自然な毛材も登場しています。
人毛人工毛ミックスでも、パッと見では人毛100%に見える商品もあります。
上記の順番はあくまで
基本的な基準になるので
最終的には
ご自身が商品を見た時の
印象や感じ方を
大事にして頂きたいと思います。
ウィッグの素材別商品案内
以下に、ウィッグの素材別で商品リンクを貼ってみました。
よろしければ、人毛と人工毛の素材別でどう違うのかを、ご自身の目でゆっくり確認してみてください。
画像をクリックすると商品ページにとべます。
★人毛100%商品
★人毛+人工毛商品
★人毛+人工毛商品
★人毛+人工毛商品
★人工毛商品
★人工毛商品
★人工毛商品
★人工毛商品
髪の素材によってなにが変わるのかについては、下記記事内でくわしく触れています。
下記はヘアピースの説明記事ですが、人毛と人工毛の違いに触れているので、ウィッグにもあてはまる内容になっています。
興味のある方はぜひこちらも読んでみて下さい。
長時間の着用でラクさを求める場合
着用感がラクなものを求める場合、
・ウィッグ自体のサイズ
・アジャスターの調整
・ウィッグ自体の重さ
が関係してくると思います。
ウィッグのサイズ
ウィッグによってワンサイズのものもあれば、S・M・Lなどのサイズ展開がされている商品もあります。
基本的には、安価な商品はワンサイズ展開で、すこし値段が上がるとサイズ展開が豊富になる傾向です。
もしも、頭のサイズがひとよりも大きめで、
いままでに購入したウィッグがキツかった
という経験をされている方は、
サイズ展開のある商品を選ぶことで
かぶり心地が良くなるかもしれません。
サイズ展開がある商品の場合は、商品案内ページ内にサイズ展開と頭囲の測り方が記載されています。
下記は、サイズ展開の掲載例になります。
上記の場合は左上に「頭囲の測り方」が載っています。
これを見ながら裁縫用のやわらかい巻き尺などを使って、
額の生えぎわ~耳の上~えりあし
この3点を通るラインをぐるっと計測しましょう。
私は実測で56cmです。
上記のウィッグなら
私はMサイズを選ぶことに
なります。
実際にこの商品を
使用しているのですが
サイズ感は問題ありません‼️
アジャスターの調整
アジャスターの造りはメーカーによって多少異なりますが、基本は自身の頭のサイズに合わせて締めたり緩めたりできるようになっています。
下記の2タイプが主流で、ストラップ式とフック式のものに分かれます。
ストラップ式の例
フック式の例
仕事で長時間使用することを想定して、着用前にちょうど良い大きさに調整しておきましょう。
ウィッグの重さ
仕事にウィッグをかぶっていくと、長いと10時間以上着用するケースもあると思います。
そんな時に意外に気になるのが「ウィッグの重さ」になります。
ウィッグの重量にとくに影響しやすいのは、以下の要因になります。
❶ 人毛か人工毛か
基本的には人毛のほうが重く、人工毛の方が軽量になります。
❷ 毛材とスタイル
人工毛よりも人毛が、短いスタイルよりも長いスタイルが重くなります。
❸ 人工頭皮の有無
人工頭皮つきの製品、人工頭皮のサイズが大きい製品のほうが、重量が重くなります。
基本的には上記のようになります。
下記は商品の一例になりますが、髪の長さに比例して重量が重くなっているのが分かると思います。
商品を見るときには、上記のようなスペック表の中に重量が書かれていると思います。
着用感の中で重さが気になる方は、商品を比較する際に重量もチェックするようにしましょう。
ズレにくさを求める場合
風の強い日にウィッグを着用すると、ウィッがズレたり浮いたり飛ばされたりするのでは?とハラハラする方も見えると思います。
ウィッグが絶対にズレないようにするには、
・ウィッグ専用のクリップを縫い付ける
・ウィッグ専用テープやのりで生えぎわを留めておく
・ウィッグバンドを着用する
など、様々な方法があります。
ウィッグがズレたり飛ばされることを防ぐ方法については、ここに書くとかなり長くなるため、別の記事で丸々1本使って詳しく説明しています。
気になる方はぜひ、こちらの記事も読んでみてくださいね。
お手入れのラクさを求める場合
仕事で毎日ウィッグを着用する場合、シャンプーでのお手入れの頻度も高くなると思います。
ウィッグの素材によってシャンプーのやり方は変わりませんが、乾かし方は変えたほうが良いケースもあります。
とくに、
人毛100%ウィッグの場合は多少個体差はあり、
毛質によってクセが出たり広がったりすることがあります。
これは人によって髪質が違うためで、人毛ならではの特性でもあります。
これは、
自然に見えることと
お手入れのラクさ
どちらを優先するかを
考えるポイント
になります。
もし、元々髪のお手入れがあまり得意ではない方の場合は、
人工毛ミックスか人工毛商品を選ぶほうが、
後々の使い勝手がラクになるかもしれません。
普段遣い・遊び用のウィッグを探す時に見るべきポイント
普段遣い・遊び用のウィッグを探しているのであれば、ウィッグに求める条件はおそらく仕事用に比べてはるかにゆるくなると思います。
せっかくなので、
あなたがやってみたい
色やスタイルに
チャレンジしてはどうでしょう?
ただし、私と同年代以上の方(40代以降)の場合は、年齢による肌のくすみなどが気になるお年頃になります。
あまり明るい色を選ぶと肌の色がくすんで見えるので、個人的にはあまりおすすめしません。
40代以降の女性がウィッグの色選びをする際のポイントについては、下記記事で触れていますので、気になる方はぜひ御覧ください。
こちらは下記記事内に記載しています。
普段遣い・遊び用のウィッグでおすすめの商品一覧
以下に、1万円以下の商品のみを集めてみました。
レビュー件数が多い順かつ、私の好みも加えてピックアップしてみました。
以下、画像をクリックすると商品ページに飛べます。
★2,980円〜(ブライトララ)
★2,980円〜(ブライトララ)
★3,980円(ブライトララ)
★3,380円(アクアドール)
★2,980円〜(リネアストリア)
★4,980円(リネアストリア)
★7,500円(ピンクエイジ)
★7,900円(ピンクエイジ)
★9,880円(ピンクエイジ)
購入したウィッグが長かった場合は
高額なウィッグの場合は、無料カットサービスがついているケースが大半だと思います。
まずは購入元に問い合わせて、提携サロンにお任せすることをおすすめします。
それ以外のケースで通販でウィッグを購入した場合、
・購入先に提携美容院があるショップ
・提携美容院があっても近くにない
・もともと提携美容院がない
この3つのケースに分かれると思います。
こういったケースでどう対処したらいいのかについては、下記記事で詳しく触れています。
購入後のメンテナンスについて知っておきたい方は、ぜひこちらも読んでみてくださいね。
ウィッグ購入の予算はいくらですか?
あなたがウィッグを購入するにあたって、使用できる予算はどのくらいでしょうか?
こちらも、用途を考えるのと同様に大事なポイントになります。
大体の方は予算の上限が限られるので、予算に応じたショップでウィッグを選ぶケースが大半です。
例えば病気の治療などで脱毛された方が、出勤をともなう仕事でウィッグ使う場合だと、最低でも2個は購入されるケースが多いです。
ウィッグを洗いがえで幾つか購入する予定であれば、予算の総額を購入するウィッグの個数で割ったものが、ウィッグひとつあたりの単価ということになります。
また、ウィッグを探し始めると、だんだんとウィッグを見ることが楽しくなってきます。
これは、服やバッグを探す時と同じ心理です。
大半の方が、当初考えていたよりも多くのウィッグを購入されます。
そのことを肝に命じておいて、自分にとって本当に必要なウィッグがどういう商品なのかを、最初に決めておくことが大事です。
ウィッグを販売するショップの形態について
ウィッグを販売するショップの形態には
・ネット通販のみのショップ
・実店舗のみのショップ
・実店舗とネット通販両方を展開するショップ
この3パターンが存在します。
基本的には、上から順に
商品の単価が安い ⇒ 高いショップ
となります。
単価が高いショップほど実店舗を構えており、店舗内でマンツーマンでのアフターフォローに力を入れています。
調整カット対応はもちろん、日々ウィッグを使う中で生じる質問にも答えてもらえます。
例えば、はじめてウィッグを使う方であれば、ウィッグをどう洗ったら良いかも、どんなタイミングで洗ったら良いかもわからないと思います。
そういった、ウィッグを使い続けていく中で生じる疑問に対しても、リアルタイムで答えてもらえるのが、実店舗を構えるメーカーの強みになります。
前の章でもお話しましたが、お近くにウィッグのカットに対応される美容院がある場合は、料金を払うことでアフターフォローについてもいろいろな対応をお願いできると思います。
参考までに、ネット通販と実店舗の両方を展開するショップを、以下に紹介しておきます。
★BRIGHT LELE(ブライトララ)
あなたはウィッグをどこで買うべきでしょうか?
ここまで読み進めてきたあなたであれば、
そろそろどこでどんなウィッグを購入するか、
購入後の調整はどうするか、
うっすらとイメージできてきたのではないでしょうか。
予算があるかとは思いますが、個人的には、最初のひとつめはちょっと挑戦してみても良いのでは?と思っています。
ひとつ購入して使ってみることで、ウィッグが実際にはどんな使用感なのか、どんな商品が自分に合っているのかが分かるようになります。
洋服でも、
・店頭で鏡に当ててみたとき
・試着したとき
・購入後に長時間着用したとき
このあいだでも、かなり印象が変わっていると思います。
実際に使ってみることで、さらにウィッグの使い勝手や自分にとって重要なポイントが見えてくると思います。
なかなか決められないようでしたら、最初はとりあえず予算の中で安めのものを購入して、実際に日常生活で使用してから、自分に合うものがどんなものなのかを考えても良いと思います。
まとめ
今回は、ウィッグをどこで買うべきかについて、美容師ウィッグユーザーの私が解説させていただきました。
ウィッグは、世の中にいろいろな商品があって、本当に奥が深いものになります。
それぞれのメーカーさんが工夫を凝らして、ユーザーの多様なニーズに答えるために日々進化を遂げています。
個人的には、地毛では挑戦できないようなスタイルが再現できるところが、ウィッグ製品の一番の強みだと思っています。
毎日の生活に彩りを加えるために、ぜひウィッグ製品にトライして頂けたらと思っています。
今回の記事が参考になったようでしたら、是非ブックマークをお願い致します。
最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。