こんにちは、にゃんたです。40代半ばの子なし主婦です。
私は20代の10年間、美容業界で美容師として働いていました。
また、過去に何度か大病を経験しており、治療に伴う脱毛によって通算3年半ほどフルウィッグ生活を経験しています。
わたしは先日久々に新しいフルウィッグを入手したので、今回はフルウィッグのかぶり方やコツについて詳しく解説していきたいと思います。
こちらが、今回説明に使用する商品の画像になります。
ピンクエイジのセミ手植えフルウィッグ「ウィンドパーマセシリア」という商品になります。
上記の商品については、詳しい使用感などを別の記事で紹介しています。
興味のあるかたは、こちらもご覧ください。
下記が、今回説明に使用するウィッグの装着完了時の画像になります。
ウィッグを使うのが初めての方も、一緒に練習してかぶれるようになりましょう!!
ウィッグをかぶる前の下地造り|地毛はこうまとめる
ウィッグをかぶる前には、なるべく地毛をすっきりまとめておいたほうが良いです。
まとめておかないと、ウィッグをつけた後に地毛が表にはみ出してきたり、ウィッグ表面がでこぼこして見た目が悪くなってしまいます。
とくに地毛の量が多い方は
下地造りはしっかりやったほうが
良いですよ‼️
私は地毛の量が少ないため、そこまで厳密にやらなくてもまとまってしまいます。
そこは参考にならないので、ちょっと申し訳ないです…。
下記にわたしの地毛をまとめた状態の画像を貼りました。
地毛のまとめ方ポイントは、以下の通りになります。
❶ 前髪がおでこにおりてこないよう、センターパートなどで分けてピンで留めておく
❷ 後ろの髪は2つに分けて、三つ編みにして丸めてピンで留めておく
とくに、これから長時間乗り物に乗る方は、後ろは2つに分けることをオススメしたいです。
その理由は、真後ろで髪をまとめてしまうと、椅子の背もたれに頭を置いた時に座り心地が悪くなるからです。
これが長時間続くと地味に辛いです…
ぜひ、このポイントを押さえて頂きたいなと思います。
地毛が短くて、左右に分けられない長さの方は、髪の結び目とまとめた髪が「ぼんのくぼ」に収まるようにしましょう。
下記画像の◯で囲んだくぼんでいる部分が「ぼんのくぼ」です。
ここにまとめておけば、椅子に座った時に背もたれのヘッドレストに当たりづらくなります。
ウィッグ付属ネットは無くてもOK
これは髪の量が多い方は無理なのですが、
私のように髪の量が少ない方は
ウィッグ用のネットは
使っても使わなくても
どちらでも良いです。
ネットを使う目的はあくまでも、
ウィッグを美しく装着するための下地を造り、地毛が表に響かないようにするため
です。
髪の量が少ない場合は、ほとんど表に響いてこないのです…。
上記2枚が、ネット装着前後の画像です。
髪の量が少ない場合は、ネットを着用してもボリュームがあまり変わらないですよね。
それ以外にも、「ネットのきつい感じが苦手、ネットしてると頭が痛い」という方も同じです。
髪の量が多い方など、どうしても髪をネットでまとめないといけない場合は、
・何か大きなものに何日かかぶせておいて、ネットのゴムを伸ばしておく
・使い古しでゆるくなったタイツ・ストッキングで代用する
という方法を取ることもできます。
とにかく
髪の毛がある程度まとまっていて
ウィッグの表に凸凹が響かなればOKですよ‼️
ウィッグの持ち方と後れ毛の処理方法はこんな感じ
地毛をコンパクトにまとめられたら、いよいよウィッグ本体をかぶっていきます。
以下が、ピンクエイジ公式Youtubeチャンネルの「フルウィッグ着用方法」になります。
1:19~あたりから、ウィッグのアジャスター調整から装着までの手順が映ります。
再生速度が早くて追いつけない、という方は、こちらの手順に従ってスロー再生してみましょう。
参照:YouTube 動画の再生速度を速くする / 遅くする|Youtubeヘルプより
わたしがやりやすいと感じるやり方も、画像つきで説明させて頂きます!!
頭のサイズに合わせてアジャスターを調整しておく
これは一度かぶってみないとわからないのですが、アジャスターを緩めたり締めたりして、自分の頭のサイズに合わせて調整しておきましょう。
かぶった時に、顔周り~えりあしに沿う部分のゴムが、
きつい場合⏩️アジャスターを緩める
ゆるい場合⏩️アジャスターを締める
このようにして、自分の頭のサイズに合わせて調整しておきましょう。
一度かぶってアジャスターを調整したら、次回からはしばらくそのままでOKになります‼️
いよいよ次から、ウィッグをかぶりますよ‼️
ウィッグ裏面の生えぎわを手前にして両手で持つ
下記画像のように、ウィッグ裏面の前髪生えぎわ部分が自分の方を向くようにして、両手で持ちます。
こちらのウィッグの場合は、前髪生えぎわにフロントレース(肌色の布)がついているので、前後の向きが分かりやすいと思います。
上記画像では右手でカメラを持っているため写っていませんが、本来は左手と同じように右手も添えて持ちます。
ウィッグをかぶる
下記のピンクのマーカー部分に、ウィッグの端が沿うようにかぶっていきます。
この時に気をつけたいポイントが
以下の2点になります。
まとめた地毛・ピンで留めた部分を壊さないこと
初めての方は慣れないので、ウィッグをかぶる瞬間は「なんか、きついかも!!」と感じると思います。
しかし、実際はそこまできつくないケースが大半なので、とにかく前も後ろも一度かぶってみましょう。
特にネットを使わない方は、ウィッグをかぶる時にまとめた地毛・ピンで留めた部分を破壊しないよう気をつけましょう。
襟足周りの地毛をしっかりウィッグの中に入れ込むこと
顔まわりのはえぎわは鏡を使えば見えますが、襟足はまったく見えないです。
ここは「慣れ」なのですが、手で触りながら襟足周りの地毛がウィッグからはみ出していないかを確認しましょう。
襟足にはみ出している後れ毛などがあれば、指かコームの柄の部分を使ってウィッグの中にしまい込みましょう。
生えぎわ~もみあげの位置を決めてクリップを固定する
今回使用しているピンクエイジのウィッグには、前髪生えぎわ部分に肌色の「フロントレース生地」がついています。
この肌色の部分を目安にして、自身の生えぎわとあわせて置きます。
つづいて、両サイドの「もみあげ部分」を両手で持ち、少し下に引きます。
もみあげ部分とは、下記左画像の◯で囲んだ角になっている部分になります。
この時
両手でもみあげを持ちながら
左右の高さが揃っているかも
確認しましょう‼️
つづいて、こめかみ部分のクリップを留めていきます。
ウィッグをかぶるときに生えぎわの毛が出ないようにしていても、多少は出てきます。
こめかみのクリップを留める前に、ウィッグからはみ出した地毛があったら、下記左の画像のように中にしまいこみましょう。
こめかみからはみ出した髪をしまい込めたら、上記右の画像のようにこめかみ部分にクリップを留めます。
逆側のこめかみクリップも同様に留めていきます。
えりあしの位置を決めて固定する
はえぎわから両サイドのこめかみまでを綺麗に留め終わったら、えりあしのクリップを留めていきます。
この時、えりあし部分を持って少し「後ろに引き気味」で留めると、頭の形に沿ってウィッグを装着することができます。
ウィッグのえりあしについている
2つのクリップは
上記画像の◯で囲んだ辺りに
留めていきます‼️
全体を整える
はえぎわとえりあしのクリップを留め終わったら、全体を整えていきます。
この時点ではおそらく、多少毛先が絡まっていることが多いと思います。
毛先の絡まりを取る時は、最初は手ぐしでほぐしたほうが良いと思います。
それでも絡まりが取れない場合は、目の粗いコームで少しずつ梳かしましょう。
横や後ろの毛は傷みやすいので
基本は手ぐしで梳かしたほうが
ウィッグは長持ちしますよ‼️
手植えの前髪は逆毛を入れると崩れにくくなる
ピンクエイジの商品で前髪が手植えのものは、コームで逆毛を入れることで、簡単にボリュームを出して形を作る事ができます。
わたしは基本的に面倒くさがりなので、プライベートではほとんどブローをしないです。
ピンクエイジの商品で前髪が手植えのものは、逆毛を入れるだけでも簡単に決まってくれますよ‼️
手植えウィッグの前髪に逆毛を入れる方法については、下記動画で説明されています。
よかったら見てみて下さいね。
けっこう簡単ですよ‼️
全体像を理解して動画を観ると、さらに分かりやすくなる
ここまでを読んでいただいたうえで下記動画を観て頂くと、より全体像が理解出来るようになっていると思いますよ。
鏡は大事|初心者さんはあわせ鏡を使うのも手
ウィッグは前からだけでなく、横や後ろからどう見えているのかが分かると、より綺麗に着けられるようになります。
美容院でも施術が終わると、あわせ鏡を見せられると思います。
ご自宅でウィッグやヘアピースのかぶり方を練習される場合は、こういったあわせ鏡を持っておくとより見やすくなると思います。
ウィッグだけでなく、メイクの仕上がり確認にも使えます。
参照|ウィッグを買ったら知っておくべきこと一覧
最後になりますが、わたしのブログでは他にもたくさんのウィッグ関連情報を掲載しています。
もし今回の記事で何か悩みが解決できない部分があった場合は、他の記事で対応できるかもしれません。
よかったら目を通してみて下さいね。
ウィッグだとバレるのが嫌な方へ
ウィッグをある程度つけられるようになったら、次は「ウィッグをつけているとバレたくない」と思うようになると思います。
そんな時に解決できる記事がこちらになります。
ウィッグの洗い方・乾かし方は?
ある程度ウィッグを使い込んでいくと、そのうちシャンプーをすることになります。
地毛と同じようにガシガシ洗ってしまうと、絡まって大変なことになります。
もしウィッグ独自の洗い方をご存じない方は、ぜひご一読下さい。
ウィッグは普通の美容院でカットはできるのか?
しっかり選んで購入したウィッグですが、なんだか前髪が長い・全体の毛量が多いなど、なにか使いづらい面が出てくるかもしれません。
そんな時、いつも行っている美容院では対応してくれるのでしょうか?
そういった疑問に答える形の記事を書いてみました。
まとめ
今回は、美容師でウィッグ使用経験が豊富な私から、ウィッグのかぶり方のコツについて徹底解説をさせて頂きました。
一番最初にウィッグの構造や基本的なかぶり方を理解しておくと、きれいにラクにかぶるためには何が必要なのかが分かるようになります。
ウィッグをかぶれるようになったら、次はつけたまま一日外出してみましょう。
長時間つけてみると、きついところや痛い部分がでてくるかもしれません。
そんな時はまたこのページを見て、復習をしてみてください。
もしウィッグをつけるなかで分からない点がありましたら、お問い合わせフォームから質問を投げかけてみて下さい。
全てには答えられないかもしれませんが、今後の記事作りの参考にさせて頂きます‼️
今回の記事が参考になったようでしたら、是非ブックマークをお願い致します。
最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。